カテゴリ:家族
先日、いつもお世話になっている整体の先生のところにうかがったときのこと。
最近気になっている、子どものからだのちょっとした「異変」と症状について相談した。 その症状が、思春期のからだの発達と関係あるのか、それとも何かストレスがあるのか。 本人(娘)にきいてみると、「別に悩んでいることとかストレスはないけどなあ」との返事。 整体の先生いわく。 「言葉で言えるようなストレスはないんでしょう。 言葉で言えないような事をからだが表現しているだけよ。 ストレスってそんなものでしょ」 そうかあ・・・。そうだよね。 「思春期はものすごい変化のとき。 これまでとちがう変化がいっぱい起こっているでしょ」 たしかに。 娘の言葉遣いも、体の感じも、興味関心の対象も、ものすごく変化している。 こっちのほうがとまどってしまうことばかり。 そういえば最近、娘は自分の体つきをしきりに気にし始めているなあ。 急に腹筋はじめたりして。 「それは、性の力がついてきているから。 性の力って、他を意識する力。 自分が他者にどう見えてるのかを気にする力。 それは人間にとってとても大事な力よ」 そうか。それって大事な力なんだ! それは目からウロコだな。 「そうそう。 性の力は生きる力なんだから。 だから否定するのではなくて、その力を親もいっしょに喜んで、育ててほしい」 なるほど~。 親としては、つい不安げなまなざしや心配な気持ちで娘の変化を見ていたかもしれない。 それって本人にとっては「否定的なまなざし」だよなあ。 「この時期に親としてできることはたくさんあるよ。 これからは女の子ではなく、ひとりの大人の女性(レディ)として扱うことが大事。 だって、大人の女性に変化しようとしているんだから」 そうか~。 そういわれてみると、子どもに対しては、いつまでも昔のようなかわいい子どものままでいてほしいっていう願望が自分にはあったなあ。 ぐんぐん変化していく子どもたちの姿は、自分にとって、実は私の元からどんどん遠ざかっていくような不安でありさびしさでもあった。 でも親がいつまでもそのへんにとらわれていると、結局子どもの成長の邪魔になるんだな。 「あなたも家族の次のステージに入ったんだね。 これからは、子どもたちを手元で大事にお世話していく時期から、徐々に手放していく時期になっていくわよ。 上手に手放していくのよ」 ・・・はい。 「上手に手放していくこと」。 私にとっては、大変な修行になりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.28 08:49:10
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