次期監督候補江川?
今シーズン以来、巨人がずっと下位に沈んでいるので、堀内のクビはもはや時間の問題だ。ただし、今まで、シーズン中に監督を変えたことがないので、堀内はしばらく残らされながら、新たな仕事を探しているのではないか。 今まで、マスコミによって挙げられた次期監督の名前はほとんど去年のオフと同じだ。つまり、アテネ野球日本代表のヘッドコーチなのに、脳中卒によって行けない長嶋のかわりに監督として指揮を執った中畑清、怪物と言われた江川卓、ナベツネとの衝突によってやめた原辰徳だ。 原なら、ナベツネとの衝突を解けないうちに、巨人に戻るはずがないと言える。つまり、戻っても、フロントが現場を尊重しないことを変えようとしないので、原は再びフロントとの衝突を起こすと考えられる。 中畑なら、経験もあれば、野球に関しての独自の理論もある。だが、監督としての人望があるかどうかわからない。要するに、歴代の巨人監督に比べて、中畑の現役時代の成績はあまり優れなかった。確かに、現役時代の成績と監督としての実力との関係がないが、巨人で、これはかなり重要なことだ。つまり、監督が就任した時、フロントとの対抗できる威望は、現役時代の成績および監督時代のチームの成績によって生まれた。威望によって、フロントの反対を抑えて、改革を行う必要がある。だが、中畑はこの威望がない。中畑の理論に従えば、巨人の再建は成功する可能性があるかもしれないが、巨人のフロントは、待ちたがらない性格があるので、中畑に圧力を与えて、原、堀内と同じように批判すると考えられる。従って、中畑の改革が失敗する可能性がある。また、個人の威望は、コーチを招くことに影響を与える。90年代のOBがほとんど原の解任したとともに、巨人から離れた。そのため、衝突を解けないうちに、中畑は彼らを招くことができないと考えられる。従って、中畑政権が成立すれば、外部からコーチを招くと言える。マスコミに挙げられた中畑政権のコーチは、広島出身の大野豊、大洋出身の高木豊だが、中畑自らで成績に関しての責任を負うことになるのではないか。すなわち、巨人のフロントがずっと外部からコーチを招く反感を持っているので、フロントを説得しなければならないが、成績がよくなければ、まったく忍耐力を持たないフロントの反感をさらに買うことになると考えられる。だが、現在の巨人は何年間再建しなければならない。従って、能力があるが、成績がよくなければ、堀内と同じ道に向くことになるのではないか。 現在、一番有力の候補は、江川卓という。江川本人の惑っている話からみれば、巨人のフロントからの監督就任の要求が来たと考えられる。確かに江川は評論家としての理論があるが、コーチの経験がないので、理論と現実かどうかわからない。また、怪物と言っても、人望がないことが明らかになった。すなわち、過去の「空白の一日」によって、江川に対しての批判が少なくないので、巨人のOBを招くことが難しいのではないか。だから、中畑政権が成立すれば起こる問題があると言える。 江川本人も深く考えているのだろうか。トラフトの制度を潰した江川が巨人のフロントの干渉を潰すことができるかというのは、一番重要な問題になると思う。