麺酒処 らん亭
副査の先生との打ち合わせが終わったらもう6時にすぎた。もともときび本店へ参るつもりだが、らん亭へ行けば、渡辺保之さんと久しぶりに会えるのではないかと思って、らん亭へ行きたくなった。四月からたぶんらん亭へ行く時間が作れないので、時間がある時早めに行こうと思って、らん亭へ参った。 さすが探しにくい店の首位だ。しかも曳舟駅自体も探しにくいのだ。しかしこの隠居はやはり経験があるので、簡単に見つけられた。 店に入ったら、やはり噂通り、料亭風なインテリアだ。好評な塩味の中華そばとおでんを注文した。ところで、台所にいるのは渡辺保之さんではなく、今きび本店を支えている平田さんのようだ。そこで、注文してから、おでんを選ぶためカウンターへ行った時、美人の店員さんに聞いた。渡辺さんは休暇を取って上海へ行ったことがわかった。かなり残念だ。2005年のきび本店の年始営業の時にあってからずっとあっていない。 先に来たのはおでんだ。恥ずかしい話だが、日本に来てからおでんを食べたことがないので、どのように注文したほうがよいかわからない。大根以外のもの、例えば味付玉子とか、とりあえず店員さんに選んでもらった。さすがきびのスープで煮込んだおでんという感じがしている。うまい。 次に来たのは塩味の中華そばだ。外見からみれば、きびの塩ラーメンとまったく違った。確かに構成が似てるが、載せた野菜は小松菜ではなく、青江菜みたいな野菜だ。粉唐辛子もある。 透明感がある塩スープはさすがきびてんの作品だという感じだ。コクがあるが、スッキリした味だ。チャーシューは柔らかいが形が崩れないほどうまい。平打ち風の太麺もコシがある。唐辛子で微妙にスープの味を変えることができるが、スープ自体のコクがあるから、さらに味の段階的な変化が味わえる。 渡辺保之さんがいないので、店の内部の写真を撮ることを控えた。渡辺さんと会えないがかなり残念だが、また行こうと思う。いい店だね。夜のみ営業だから、ちょっと来づらいが、わざと食べに来る価値があると思う