09/22 東京ラーメン:こってりラーメン
三週間にわたった連続勤務もそろそろ終了直前だった。クソガキ共を相手にすることも大変だったが、仕事をすればするほど、日本の未来に明るい見通しがないように感じられてしまった。どうやらこれから大学は「常識」という必修科目を作らないとダメだと思う。 とりあえず久しぶりに早めに帰ることになったので、めったに行かないところへラーメンを食べようかと思っていたけど、疲れもだいぶたまってしまったので、早めに帰ろうかとも思っている。結局決められないままでいつもの帰宅ルートで電車に乗ってしまった。そして、環七のほうまで行けば選択肢も多いと思って、亀有を降りた。 このエリアならいろんなお店があるが、ちょっと久しぶりにある店に行こうと思って、両津巡査長に挨拶してから、環七に沿って北綾瀬へ向かった。ところが、ある店の前に行列ができていることを見た。それは「東京ラーメン」だ。 東京ラーメンはあまりマスコミに取り上げられないものの、地元に愛されて、常に行列ができている。だが、深夜営業だけではなく、夜8時からの営業だから、店の存在を知っているものの、ずっと未訪だった。ところが、去年9月頃、店主のオヤジさんは山岳事故に遭ってなくなった。そのため、店は休業状態になっていた。 そのため、すぐ超らーめんナビで調べたが、30日金曜日からオヤジさんの息子さんによって再開したことがわかった。すでに10人が並んでいるし、家族連れの客もいるけど、迷わずに並んでしまった。どうやら今午後6時からの営業になったようだ。 20分ほど待ったらようやく着席した。迷わずにこってりラーメンを注文した。チャーシューメンも有名だし、こってり味噌ラーメンも美味しいそうだ。しかも客の頼みで醤油の濃さ、麺の固さも調整できるし、看板で載せていないトッピングの追加注文も可能だ。初訪問なので、一番有名なこってりラーメンを注文した。即ち、背脂がない普通のラーメンもある。 10分ほど待ったら麺を提供した。見た目は土佐っ子風の背脂チャッチャ系みたいだが、豚骨醤油スープではないようだ。実際に飲んだら、豚骨らしい味がまったくない。しかし濃い醤油スープと背脂はマッチだね。飲めば飲むほどはまってしまうに違いない。中細縮れ麺である割りに茹での時間が長いが、麺は延ばすに固さがちょうどいい。絡めもいい。わしの好みは一応かためだが、このような麺なら満足できる。大きいチャーシューは厚いし、柔らかさもいい。メンマの色が濃い割にアッサリだが、スープと結構合う。 完全にこの味にはまってしまった。次は大盛もチャーシューメンも食べたい。味噌も塩も食べたい。わしも困るものだね。 なくなった親父さんが作ったラーメンを食べていないので残念だが、息子さんが作ったものも美味しいと思う。また、おばさんが次々に入った客に挨拶しているので、どうやら客のほとんども地元の人らしい。これも地元の人々に愛されている証拠であろう。とりあえずまた来なくてはいけないようだね。