12/218 覆麺・智:年の瀬ラーメン(大和しじみ、北寄貝出汁)、塩味、五段へのサービス(味玉と青とうがらし)
2012年の大晦日が来たとは、、時の流れが残酷だってしか言えないね。と言っても、わしの生活は平日とあまり変わらず、たくさんの単発の仕事を同時に引き受け、一つを完成してから次のをやって、さらにほかの仕事を引き受けるってこと。2013年がどうなるかわしもわからぬ。 さて、どこへ年越しラーメンを食おうかと数日前から考えはじめた。正直、食べ歩きを始めた時から今日に至って、意図的に年越しラーメンもしくは正月ラーメンを追いかけることを考えていなかった。というか、年越しラーメンならだいたいその気になれば食べるってこと。年始も限定があるかどうかと関係なく、同じ店に通ってきた。そのため、年越しラーメンを食うことがない年もあれば、限定の年越しラーメンでなく定番のラーメンを食う年もある。 ただし、年越しラーメンをよく食ったお店と言えば、「覆麺・智」と名を改めている「覆麺」だ。確かに一条の家元は今日またすごいものを作るそうだが、行列必至なので、すぐ仕事に戻らなくてはならないわしにとってあまりいい選択肢でもないみたい。そのため、「覆麺・智」へ。 11時に到着したらもう行列ができている。二巡目になったが、ほぼすぐ入れる順番だし、店の回転も速いので心配することがなかろう。どうやら行列は四谷三丁目の総本家に流れていったんだろう。 5分ほど待ちで入店し、年の瀬ラーメンの食券を購入した。及川店主と弟子の清川さんが調理を担当。醤油味と塩味が選べるが、塩味にした。及川店主が何も確認することなく、味玉と青とうがらしを載せてくれた。わしは五段で、いつも味玉と青とうをもらっているからだね。 今日は大和しじみ、北寄貝出汁、その他魚介、丸鶏 野菜 果実 浦霞のアッサリで取った透明感のある清湯スープだそうだ。やさしい味と思ったら魚介系スープによるしょっぱさとうまさが溢れたのだ。縮れ細麺は茹でがやややわらかいが、このスープとの相性がいい。青とうがらしを溶かしたら少し辛さが味わえたが、パンチが足りないかと思ったら、及川店主が貝柱による油を注いでくれた。魚介系スープによるしょっぱさが一層強まってきて、さらにおいしくなった。チャーシュー、貝柱、メンマも入っている。 さすがだと思う一杯だ。おいしくいただいた。醤油にも合うスープだと思うが、もう二杯目を食うことができないので退散。一月三日は鯛のラーメンを提供するということ。それでは、よいお年を。