手首骨折の後遺症
大船近くの女性小学校教師のMAEさん、初夏のプール清掃で転倒し、右手首を骨折した。ギブスは約1ヶ月で取れ、その後も最近まで2ヶ月以上にわたって、病院でリハビリをほぼ毎日繰り返していた。しかし、骨はちゃんとくっついているものの、曲がらないし曲げると痛いし、グーもできないしつかむ力も弱いし、右腕が疲れやすくて常にだるい。久しぶりの、むくみ・疲労感などのケアのついでに「リハビリやっても痛いだけでぜんぜん良くならないんです。」と言って来た。「それでは何とかしましょう!」JNTの半分インスピレーションを頼りにしながら、操作していく。すると、曲がった、痛みも少ない、だるくない、掴める、その場で変化が現れた。「もっと早く来れば良かったですね~」順調に回復してきた。教師だから板書も大変だが、右腕の疲れ方は前より楽だし、握力も急速に回復してちゃんと握れるようになった。私の指を最初はちゃんと握れなかったが、最近はギュッと握れる。私は最初、MAEさんの言うとおりギブスを装着していたことと、骨折したことの後遺症だと思っていた。しかし、気づいた。それだけではない。手を着いたときの衝撃が掌・肘・肩に影響を及ぼしているのだと。それを踏まえて、JNT・特殊療法を行ったからこそ、急速に良くなりだした。私たちはこれまでに、多くの骨折や捻挫など怪我の後遺症に対応して良い結果を出してきた。しかし、これらが法律上整体師が処置できる問題であるかどうかを慎重に判断しなければならない。特に骨折は、厚生省からの通達で、骨折箇所への矯正を禁止されている。気をつけることは、医者から完治の診断を受けていることを確認することである。治っているのにまだ痛いとか、治っているのに治っていないという状況で、はじめて対応すべきである。ましてや、整体師自らの手によりギブスやコルセットなどを外したり、あるいは外す指示をしてはならない。我々は法律を犯さずに最大限に患者さんの健康に貢献する術を見つけなければならない。