ツバメはいかにして家を選ぶのか?
貸します、快適な外壁。エサに困りません。当方静かな一軒家。と、看板を出したいくらい、ツバメに巣をかけて欲しい。毎年願っているのに、ツバメは今年も来てくれなかった・・・。しょぼ~ん。がっかり。「無理だと思うよ、うちは。だって、目の前の電柱、カラスのたまり場なんだもん。庭だって猫の交差点になってるし」みんがあっさり否定した。「ううう・・・。そんなぁ、だって、去年まで巣があったIさんちも、毎年巣をかけてるOさんちだって、すぐそばにゴミの集積所があるから、カラス来まくりじゃん。それでもちゃんと巣をかけてるのに・・・」ツバメさん、巣をかけたくなる家って、どんな条件を満たしていればいいの?教えて!!!(と、ツバメに向かって絶叫する)←当然ながら応えてくれない。仕方ないので、すごすごと同じ町内のOさんちへ行き、ひなたちを見せていただく。今年はバタバタしていたらもう巣立ち直前だった。6羽のひなのうち、2羽はすでに巣立ちしており、残った4羽が巣の中で狭そうにひしめいている。こんなにおおきくなっていても、まだ親がエサを食べさせている。私がカメラを構えているので、さっと来てさっと飛んで行ってしまう。ごめんね。「もう、今週中にはいなくなっちゃうんじゃないかなぁ。うちのまえの電線に6羽並んで、こっち向いてきちんと挨拶するのよ。それを合図に旅立っていくの。去年もやっぱりひなが6羽でね、そうだったのよ。礼儀正しいの」「あのね、どうしてツバメが来るようになったの?」「それがわからないのよ。べつになんにもしていないのに。新築したばかりだったし、はじめは家がフンで汚れるからいやで、追い払ったりしたのに、ぜんぜんひるまないの、根負けしたのよ。」くう~。うらやましい~。Oさん、いいなぁ。ちなみに、Oさんも文鳥を飼っていたことがある。6羽のひなのいったいどれだけが戻って来られるかわからないが、運良くこのうちの2羽以上がペアになって帰ってきたら、Oさんの家だけでは間に合わないだろうから・・・。ツバメさ~ん、そのときはうちが空いているからね~!!(ふたたび絶叫)