peu a peu*

実際に会った事件（音羽幼児殺害事件）を彷彿とさせるミステリー

お受験をめぐっての人間関係

過去のコンプレックス・・・・・

人間の嫉妬、妬み恨み

恐ろしい部分が淡々と描かれていて読んでいてつらい！いたい！

次第にエスカレートしていく母親の行動や心理に

本を閉じてしまいたくなるような

でもなんか気持ち悪くて最後まで読まなきゃって感じも有り・・・

読後感どんより....の本

自分は自分でしかないんです

あのきれいな薔薇になろうとするところから

大きな無理が自分を傷つける

薔薇を摘み取ったところで

野の花が薔薇になれるわけでもなく

そもそも薔薇が野の花よりも美しいと決まったわけでもなく

言いかえれば

雑草だろうと野の花だろうと薔薇だろうと

凛と生きてさえいれば

それで素晴らしいのではないのか

とはいえ、

私自身自分に自信があるわけでもないので

ついつい人と比べて落ち込んだり羨んだりすることもあるんだなぁ

そんな気持ちのかなりねじ曲がった状態が

この本の母親たち

誰だってなりえる話なのかも...と思うとやっぱり恐ろしい

でも歳を重ねてくると

人と比べることよりも

自分自身で納得いく生き方してるか！ってことの方に気持ちが行くことが多いかなぁ

で！結局、いや～まだまだだな～って

落ち込んだりするから同じなんだけどね(^^ゞ

やっぱり自分の身の丈に合った生活ってあるよね

生活レベルはもちろんだけど

感覚とか習慣とかで変わってくるから

なんか普通に日常を過ごしながら結構考えていたりするテーマであったりもする

前に紹介した「こちらの事情」でもあったけど

人は２本の手しかないんだってこと

両手に持てる荷物には限りがあって

時にはどうしても置いていかなければいけない荷物だってある

だから

「持てない荷物を無理に持とうとしないこと」

「こなせないことに無理に手を出さないこと」

「表面的な憧れで羨まないこと」

な～んてことを確認しつつ日々を過ごすんだな。。。

読後感最悪の本でしたが

なんかいろんなこと考えさせられる本では有りました

いろいろ考えすぎて訳分からん日記になってしまったけど・・・ご勘弁を^^;

でも、この本
 

以前読んだ角田光代さんのこちらに似てる

これを読んだ時も同じような感想を持った記憶が・・・

次はやっぱりあったかい気持ちになる本が読みたい。。。

ってことで

新しく読み始めたのは

ストック中だった一冊「とむらう女」

森浩美さんのこれも手元に届きました

浮気しながらあっちこっち読み進め

只今完全に活字ビタミン補給ちゅぅ♪