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カテゴリ:地元の線路脇
●特殊艇「海龍」発見 先日、伊豆の企業で海洋調査を行っている「ウィンディーネットワーク」が伊豆のジオパークを3Dで表現した映像を公開したと7月4日のブログで紹介しましたが、戦後76年の日、地元紙によると、第二次世界大戦に日本軍が製造した特殊艇「海龍」が下田市須崎沖水深35mの海底に沈没しているのを、この会社が水中ドローンで撮影に成功したと報じてありました。 これまでの実績は幕末の洋式軍艦「昌平丸」や、旧日本軍「呂号第500潜水艦」、「400年前のスペインの沈没船」など多くの海底調査をし、NHK等の特番で放送されています。
終戦前日に横須賀から沼津に向かっていた4艇のうち1艇が下田沖で座礁したとされる記録もあるのでこの船体がこれにあたるのだろう。 同じ海域で2015年8月5日に「海龍」が下田沖で発見されていたが、爆薬が残っている可能性があるためそのままとなっていた。また、その後、乗り組み員が名乗りでたので無事が確認された。
海龍の船体は長さ17m、幅1mで2人乗りの有翼潜水艇で、224隻が作られた。 人間魚雷「回転」、「蛟龍」とともに捨て身の作戦に使用され、船首に600㎏の爆薬、左右に2本の魚雷が付いて敵艦に体当たりする方法だった。 これは1人乗りの「回転」。 これらの船は下田地区に第13突撃隊の基地が設けられ、10数艇が配備されていたが、終戦後に解体されたことになっている。 2019年5月7日の当ブログ「呉線の旅」で大和ミュージアムに立ち寄ったときにこの実物を見ている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/08/16 12:10:07 AM
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