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カテゴリ:地元の線路脇
●買い物列車 今日の伊豆急8000系の団体列車はスッピン赤帯ではない。 伊豆高原の踏切に行ったところ、ちょうど車庫からホームへの入れ替えが始まっていた。 今日の車両は8000系TB-4の3両編成だ。 両方に絵柄が違う「買い物列車」とデザインされたヘッドマークが掲出されている。 この団体貸切り列車は、東京都市大学ユニバーサルデザイン室の学生たちが大学の研究の一環として、実証実験のために運転するものだ。 伊豆高原を出発すると、次の伊豆大川で1時間の停車を取りその間に地元のお客様に車内に取りそろえた生活用品などを買ってもらおうという狙いだ。 大川駅のホームに目をやると桜の木のホーム柵が壊されている。 伊豆急行線の小駅の付近は小さな集落があるものの、以前はあったが現在は日用品を買えるスーパーマーケットなどは無く、車で隣町まで行かなければならないのだ。 学生たちは東伊豆町を訪問して、このような不便さがあることを聞かされ「それならスーパーが近くまで行ったらどうか」との発案から実証実験となった。 伊豆大川には数社のTV局などのマスコミが取材に来ている。 1番線に横付けされた8000系車内に、近くからきたお客様が乗り込み品定めをしている。 100名ほどの来客に品物が少なくなってきたり、電卓のみの会計に長蛇の列となってしまった。 本来は無人駅なので、下りは1番線、上りは2番線と出発ホームが固定されているが、今日は1番線には長時間の停車扱いのため、全て2番線を使用しているので案内係員が出動している。 次の片瀬白田駅でも1時間停車となり、蓮台寺、稲梓にも停車して夕方に伊豆高原に戻ってくる行程だ。 次に本番の買い物列車はあるのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/10/08 12:10:06 AM
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