線路脇のカメラマンのブログ

●スリランカ経済破綻

スリランカには一度訪れたことがある。
2019年２月11日のブログを参照。

ニュースによるとついに国が経済破綻したようだ。

スリランカはインドの南に位置する小さな島国で、北海道の0.8倍の大きさにシンハラ人、タミル人、ムーア人など2167万人が住んでいる。

美しい自然に恵まれ「インド洋の真珠」と呼ばれている。

主な産業は紅茶など農業産物と漁業及び観光である。

しかし、新型コロナとロシアのウクライナ侵攻により、石油・石炭や医薬品の高騰、ついに経済破綻となった。

農業や医療も崩壊し、お米は６倍に値上げ、電力不足で１日１０時間の停電、教育システムも危ないとか。

物価の上昇と通貨の下落によりインフレ率も60％とになる。

これらの原因は一族支配による政治もあるが、中国のアジアからヨーロッパ、アフリカ大陸までの「一体一路計画」に依存したため債務不履行となっている。

日本が援助する鉄道建設でも、起工式まで行いながら突然解約した経緯があるが、日本からも３億８千万円の無償援助を出したが、焼け石に水のようだ。

首都コロンボの駅

これらの現象はスリランカだけではなく、日本にも影響してくることだろう。
本日のニュースで、大統領官邸にデモ隊が襲撃占拠し、大統領は辞任したとのこと。