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カテゴリ:伊豆ジオパーク
●西伊豆巡り(丹野平) ジオパークと廃校利用のやまびこ荘の見学が終わって、次の目的地である美味しい水の場所に行く予定なので途中にカフェがあったが通過した。 すると脇道がありイノシシの像が目に入った。 何やら展望台のマークがあるので行ってみることにした。 細い山道のような道路だが途中に集落がある。 付近は杉の林が続き、幾つものカーブが続く。 この木は名のごとく先端が三つ又に分かれた「ミツマタ」、途中にある「万野の森」も寄ってみたいところだ。 林業の人達が間伐作業をしているようだ。 入り口から2kmほどで丹野平の看板がある。 関係者以外侵入禁止、徒歩20分と書いてあるのでここに車を止めるのだろうと思っていたら、ちょうど二人連れのハイカーが下りてきた。 話をすると「この先も車で行けますよ、富士山も南アルプスも見えました」と話してくれた。 歩いて20分なら天気も良いので歩こうと思ったが車を進めてみた。 道路は細くガードレールも無く小型車がようやく入れる幅だった。 徒歩20分とのことだったが1,7kmもあったので倍の時間はかかるだろうと感じた。 なんとか山頂に到着すると驚くような景色が飛び込んできた。 まさかこんな山頂まで車で来れるとは思わなかった。 何もない山頂は、素晴らしい青空と視界360度なので、仁科峠や長九郎山周囲の山並みは迫力がある。 遠くに富士山の頭が見えたが、春霞のようで雪をかぶった南アルプスや静岡市街は見えなかった。 木のテーブルと山を眺めるベンチあるので、暫くコーヒーを飲みながら絶景を鑑賞していた。 1匹の蝶はいたが鳥の鳴き声もせず静かで別世界のような雰囲気だ。 標高712.5mの山頂付近には三等三角点の石がある。 周囲を探索をしてみると、風が強い場所のようで草木はほとんど無くオオバヤシャブシ(低木の一種)という木が数本ある。 山犬石と書いた看板がある。 ネットで調べてみるとオオカミ石と読むようだ。
突き出た岩の上からオオカミが遠吠えをしていたとの言い伝えがあるようだ。 ここもジオサイトなので火山噴出物の大きな岩がある。 また、ちょっと変わった縦長の岩だとは思って見たら、何とこの場所が日本オオカミ最終生息地と彫られた石碑だった。 明治初頭までは伊豆にも生息していたようだ。 今は絶滅した日本オオカミは1905年(明治38年)に奈良県吉野郡で捕獲されたのが最後と言われている。 強風で壊れかけたトイレもある。 ここは夕日を見て、夜中に星空を鑑賞するには最適の場所のようだ。 この道で対向車が来ないことを祈って注意しながら下り道を進むと、溶岩が露出した場所や山水を取り入れた水道蛇口があった。 登山者のためか山林作業者のためかは不明だが山道に水道蛇口は珍しい。 今回は車で走ってみたが、やはり何かあるとか大変なことになるので歩いて登るのが安心ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/03/12 06:23:09 PM
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