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カテゴリ:振返り旅行
●SLの思い出(SL銀河) 今日の新聞ニュース欄に、東北の岩手県を走る蒸気機関車が最後の運行を開始したとの見出しがあった。 これは、「SL銀河」という列車名で2014年から東北の復興のために運転していたものだ。 運転区間は、蒸気機関車が似合う無電化区間のJR釜石線花巻~釜石間の90、2kmで長距離の運転だ。 私と蒸気機関車の思い出は古く、子供の頃の遊び場は蒸気機関車の走る家の前の線路であり近くの駅であった。 高校2年までの通学時にはD60型蒸気機関車が牽引する列車に乗っていたのだ。 その頃は形までは良く見ていなかったが、このような大型の機関車だったことは覚えている。 これまで、国内は元より台湾やタイで復活運転された動態保存の蒸気機関車を見たり乗ったりしてきたのでその当時の思い出を振り返ってみよう。
SL銀河を牽引する蒸気機関車はC58型の239号機だ。 この蒸気機関車は1940年(昭和15年)に川崎車両(製造番2321)で製造され、名古屋地区や東北地区で活躍後1972年に廃車となり、盛岡の運動公園に保存されていた。 当時の走行距離は1779570kmと地球44周以上走っていた。このC58タイプの蒸気機関車は秩父鉄道で現在も運転中、動かないが公園などでの静態保存は40数両残っている。 釜石線での復活運転には、キハ141系という北海道で活躍していた50系客車を気動車化した車両4両が連結されている。 釜石線は、トンネルや坂道が多い山間部を走るので蒸気機関車だけの力では不安なこともあり、後ろから後押しする機関車(補機)が付いていたのでこの客車は動力となるので安心だ。 車内には、宮沢賢治が生きた大正時代の雰囲気と天井にプラネタリウムが描かれている。 今回はこの客車の老朽化により6月4日が最終運行となるが、今後の機関車の行方が気になる。
この検修庫見学ツアーも予定されている。 列車の運転時刻は、土曜日が花巻発10:36-釜石着15:10、日曜日が釜石発9:57ー花巻着15:19となっている。 宮沢賢治の世界観を味わえる「SL銀河」の最終運転日まで是非、最後の雄姿を体験しに出かけてみましょう。 JRホームページを参考に お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/03/29 07:38:55 AM
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