線路脇のカメラマンのブログ

●桜の思い出

伊豆の桜もまだまだ見られるところもあるのだが、今年の桜の足は早いようですでに東北に達している。

数年前に、東北福島の名物桜めぐりをはしごしたことがある。

伊豆高原の桜は3月下旬に満開となるが、福島の場合は中旬に満開となるのだが今年は観測史上初の4月3日ですでに満開だそうだ。

東北新幹線で郡山に下車し、太平洋側に向かう磐越東線に乗る。

非電化のローカル線では主力となっている110型ディーゼルカーに乗り換える。

桜の時期なので臨時列車の車内は満員である。

わずか２駅なので立ってゆこう。

昔はD60型蒸気機関車が走っていた。




三春駅で下車しバスに乗り換えて20分ほどで会場に着く。

この三春の滝桜は日本三大桜のひとつで、ベニシダレザクラという樹齢千年の巨木だ。

その足で郡山から反対側に行く磐越西線に乗り換え、会津若松から喜多方駅に向かった。

郡山駅では観光列車「フルーティアふくしま」に出会った。

ここには、旧日中線の線路跡に素晴らしい枝垂桜並木があるのだ。

三春と違って喜多方の桜は今年も例年通り中旬からのようだ。

線路跡を活用した遊歩道3㎞に千本の枝垂桜があり満開になると圧巻である。

行った時は少し小雨模様だったが、保存蒸気機関車C11型を入れてポスターのような写真が撮れたので満足だった。

日中線が走っていたころだったら凄い名所になっていたんだろう。

河津桜や大島桜、ソメイヨシノなどを見慣れていると枝垂桜は違った美しさがある。

その他にも福島には花見山公園や夏井の千本桜がある。