線路脇のカメラマンのブログ

●SLの思い出（ばんえつ物語号）

喜多方の日中線跡に植えられたシダレザクラ並木を見学した後に、SL列車に乗ることができた。

喜多方なので名物の「喜多方ラーメン」を食べて駅に向かうと、ちょうど快速「ばんえつ物語号」のSL列車が来る時間だった。

ダメもとで指定席を確認すると運よく取れてしまった。

会津若松駅までの１区間と僅かだが初乗車することができた。

実は、その前に東北旅行をしているときに新潟駅と新津駅でこの列車の出発シーンを撮影したことはあったが乗車は初めてだった。

新潟駅ですね。

使用している蒸気機関車は「C57180」号機で、1964年三菱製造、新潟地区で活躍し1969年に廃車になった。
この列車は、主に土休日運転で新潟から磐越西線を経由し会津若松までの111㎞のロングラン運転となっている。
新潟を10時03分発、3時間半をかけて走り会津若松に13時35分到着となる。
そのため、車を使った撮影班は先回りをして何度も撮影できるのだ。

新津駅に入ってくるC57。

客車は12系を改造した7両編成なのだが、後ろから押す後部補機は無い。



会津若松駅に到着。

しかし、2022年8月3日に発生した豪雨により、喜多方駅手前の鉄橋が流され現在は運休となっている。
一時は廃止説まで出たので今後が危ぶまれているが秋になったら再び健在ぶりを見てみたい。

鉄橋部分は今月１日に復旧したもの、C57はちょうど全般検査のため夏まで運休となる。
そのため、16日運転の「喜多方しだれ桜漫喫号」はDE10型が牽引することになった。