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カテゴリ:振返り旅行
●SLの思い出(大井川) 静岡県の大井川鐡道は復活SLの最多保有路線である。 静岡県の西部の金谷から大井川沿いに走るローカル私鉄で、。 ここには、多くの特徴ある設備や車両がある。
大井川本線は東海道本線金谷駅から千頭まで39.5㎞で電車やSLが走っている。 その先は、井川線として千頭から井川まで一部が日本では唯一のアプト式の鉄道25.5㎞となっている。 車両も大手私鉄からの譲渡車両として、東急7200系、近鉄からの16000系、南海からの21000系、電気機関車も西武鉄道のE31型、大阪窯業セメントからの500形など多彩車両が第二の仕事場として頑張っている。 特筆するのは、蒸気機関車の多さで、C108、C11190、C11227、C12164(ナショナルトラスト所有)、C5644(タイから帰郷)、C56135を保有し、それに連結するレトロ客車も多数所有している。 季節により「きかんしゃトーマス号」のイベント運転も行っているので乗って良し、撮って良しだ。 電気機関車による後部補機や乗客対応の車掌、燃料の調達など電車運転より数倍の費用がかかるSLだが、大人にも子供たちにも大人気となっている。 近くの静岡市や浜松市の都会に囲まれているが、この路線に入ると昭和にタイムスリップしたかのようだ。 大井川と山肌の間を縫うように走るので、大雨などによる災害が多く何度も長期の区間運休となったことがある。 しかし、SL運転の企画によりその都度盛り返す様子には応援したくなる。 最近では、自社のSLだけではなく他社のSLの修繕なども請け負う工場として、ボイラーなどを扱う東海汽缶とともに工場建設を立ち上げた。 その事業の第一弾として、解体される運命だったC56135を譲り受けクラウドファンディングなどを活用し動態復活をする予定だ。 一過性のSL運転ではなく、昭和を築いてきた貴重な遺産を後世に伝えて貰いたい。 今日の新聞には残念なニュースが。 九州のSL列車「SL人吉」が、来年の3月までの今シーズンで最後の運転になるとのことだ。 これは牽引する蒸気機関車である86型「58654号機」(1922年製)の老朽化してきたためである。
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Last updated
2023/04/11 06:12:10 AM
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