|
カテゴリ:振返り旅行
●SLの思い出(北海道 D51型1) 北海道の貨物列車は力強いD51が担っていた。 岩見沢や夕張方面から苫小牧、室蘭までの石炭列車と、その合間に客車と貨物の混合列車など多彩な列車が走っていた。 沼ノ端付近で待っていると室蘭本線のSLがたくさん走っていた。 主な駅には、駅員さんが手作りした「SL時刻表」なるものが張り出されていた。多分、毎日のようにSLの通過時刻や撮影場所を聞かれたのだろう。 ・D51 型(53号機) 1937年8月、川崎車両兵庫 №1811として製造し東京地区に配置され、大宮、水戸、郡山で活躍後、1955年に北海道に渡る。 苗穂、岩見沢に所属し1976年3月廃車となる。 煙突後部の半流線型のカバーが長いので「ナメクジ」と呼ばれた。 走行距離は239万キロ。 D5153とD51343それにDLが連結されている。 煙が出ているので廃車置き場ではないようだ。
・D51 型(68号機) 1937年9月、日立製作所笠戸 №868として製造し広島地区に配置されたが、1950年に北海道に渡り滝川地区で活躍。 1976年3月廃車となる。 これも「ナメクジ」だった。 廃車後は、岩手県雫石町の小岩井農場でSLホテルとして利用されたが、現在はホテルが廃止され露天での保存となっている。 SLが姿を消し全国的に一時的な保存ブームとなったが、そのブームが去った現在ではどこでも厄介者扱いとなっているようだ。 ・D51 型(118号機) 1938年7月、川崎車両兵庫 №1943として製造し北海道地区に配置され、岩見沢、苗穂地区で活躍した。 1976年3月廃車となる。 現在は、埼玉県小手指公園に露天で保存されているが前照灯が紛失している。 ・D51 型(231号機) 1939年3月、長野工場 №3として製造し長野地区に配置された。 東北盛岡区を経て1968年に北海道に渡る。 1976年7月廃車となる。 これは室蘭本線を走る石炭列車でしょう。 現在は、東京国立科学博物館の入口に露天で展示されている。 本来はD51603号機が保存される予定だったが、追分機関区の火災により損傷したため代替えとなった幸運の車両だ。
・D51 型(260号機) 1940年1月、長野工場 №5として製造し新潟地区直江津区に配置された。 北海道らしくヘッドライトは2灯に増設されている。 1976年3月廃車となる。 その後は、滑川市東福寺野自然公園でSLホテルとなる。 現在も同公園内に露天で保存中。 この同型のD51形498号機は高崎で現在も活躍中。 時にはレンタカーで並走しながら片手撮影などもやっていたが、踏切になるとSLに追い抜かれた。 これは、白老あたりの牧場に泊めてもらって乗馬をしているシーンです。 続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/04/27 06:50:53 AM
コメント(0) | コメントを書く
[振返り旅行] カテゴリの最新記事
|