線路脇のカメラマンのブログ

●黒船祭（軍艦見学）

昨夜の雨も上がったようなので、久しぶりに下田で行われている「黒船際」を見に行ってみた。

スケジュールを見ると、9：50～10：00の時刻に記念式典を行っている下田公園の頭上に海上保安庁祝賀飛行と航空自衛隊展示飛行が行われるとある。

伊豆七島行きのフェリー「あぜりあ」。




以前はブルーインパルスも飛来したこともある。

海上保安庁の巡視船「しきね」

時間前に下田港で空を見上げていたが時間になってもやってこない。

中止かなと思っていたら2機のプロペラ機が頭上を横ぎってゆくのが見えた。

後で調べたらT-34練習機だったのでこれが早めにやってきたと思われる。

港の桟橋では、海上自衛隊の掃海艇「えのしま」と海上保安庁の巡視船「かの」が一般公開されていた。

掃海艇の船内見学をしてみた。

掃海艇とは、港湾等に敷設された機雷などの危険物を排除するための特殊船で海の掃除屋と呼ばれる。

これは本物ではありません。

排水量は570トンと小柄で、乗組員は48名、平成24年に就航し船体は自衛隊初のFRP（強化プラスチック）で出来ている。

そのため、耐用年数も30年と倍になった。

戦闘用ではないので20ミリ機関砲１台のみの装備だ。



射程距離は4500m、1分間に500発が打てる20㎜機関砲。

操舵ブリッジは他の船と同等の設備だ。





下田の海図。



万国旗ではなく標識や信号として使うフラッグ。






方位磁石（コンパス）。



手で操作してモールス信号を送るライト。

旧式だが目標物の距離を測る65式距離義も積んでいる。

乗員への連絡には今でもラッパを使ってる。

後部甲板には、海底の危険物を発見し除去するための潜水艇やロープなど沢山の装備が積んである。

ペリー黒船艦隊が錨を下ろした下田港内を、遊覧船「黒船サスケハナ」が走っている。

今夜行われる花火大会の準備だ。