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カテゴリ:史跡めぐり
●鎌田城跡(第一山人遭遇) 鎌田(かまだ)城? どこにあった城なのか地元の方でもほとんど知られていない。 お城と言うと小田原城のように天守があるのを想像するが、伊豆半島に存在した城とは山城の事で、城主が住んでいた麓の場所ではなく敵が攻め混んできたときに山上の砦に立て籠るように作られたもので、険しく見晴らしが良い山頂に作られている。 伊豆半島には、宇佐美城や河津城、下田城など沢山ある。 今回は、伊豆急線の南伊東駅から奥野ダム方面に行くと、右手に高い山(城山)が迫っている。 この頂上付近が「鎌田城」があった場所だ。 登り口は2ヵ所あるのだが、南伊東駅に近い八代田口には駐車場がないので、車の駐車場がある奥野ダム方面から登ることにした。 6月とはいえ30度近い夏のような暑さになってきたが、山の上は涼しいだろうと期待しながら初の登山となった。 城山の標高は318.4mほどなので登山ほどではなく散歩気分だ。 車を奥野ダムの駐車場に置くのだがすでに満車に近い、皆さんどこに行ってるのでしょう。 県道12号線のトンネル付近を横切るとウナギ屋さんの近くの空き地にハイキングコースの案内板があった。 そういえば久しくウナギ食べてないな。 目的地までは約40分とあるので気楽に行くことにした。 登山道の入口にはバラバラに分解された車が放置されている。 ここから、ゴロゴロした石の道を登って行くと、再び軽自動車が放置されている。 不思議なのは相当な坂道なのにどうやってここまで運んだのだろうか。 これまでの気温とは違い森の中は涼しい。 最近の大雨で流されてきたのか、大小の石が道上に転がっているので足元を見たり、周囲も見ながら登っていると、突然第一山人と遭遇した。 一寸見は80歳くらいのお爺さんだが、何も持たず身軽な服装で朝の散歩にでも来たような雰囲気である。 「こんにちはー」と挨拶をすると「ビショビショだよ」と足元を見せてくれた。 水のある沢の中でも歩いてきたのだろう。 話を聞くと頂上まで行ってきたようだ。 しばらく行くと、案の定沢に突き当たった。 山道に水が流れ込み川となっているのだ。 靴を濡らさないように石と石を跨ぎながら進む。 所々に伊東市で設けたハイキングコースの案内板と「東伊豆線41号、42号」の標識がある。 鉄道路線じゃないので県道? 「鎌田城と滝」と書いた標識も出てきたが、頂上まで「後○○km」等と表示してあれば親切なのにと思った。 沢の中には白っぽい色のサワガニを数匹見つけた。 子供の頃に同じような場所に行ってサワガニを捕まえて遊んでいたのを思い出した。 続く、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/06/24 07:15:35 AM
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