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カテゴリ:振返り旅行
●北陸鉄道危機 石川県の北陸鉄道は「石川線」と「浅野川線」の鉄道路線と路線バス、高速バス事業などを営んでいるが、鉄道が主力ではなくバス事業が主体となっている。 その鉄道部門が赤字を理由に廃止すべきかの検討に入ったという。 「石川中央都市圏地域公共交通協議会」はこの石川線について今後の在り方を検討されている。 石川線は、1915年の開業で、野町(のまち)ー鶴来(つるぎ)間の13,8km、17駅を単線で結び、途中の新西金沢駅でJR北陸本線と接続している。 やはり日中はガラガラだった。 以前は、野町から先の白菊町までと鶴木から先の加賀一の宮の路線も存在した。 全列車がワンマン運転で、1990年に導入された7000系(元東急の7000系)10両と2007年に導入された7700系(元京王3000系)2両が稼働している。 利用者は年間約89万人で、定期利用が約半数だが、1日の平均輸送人員1391人だ。 バス転換や地方自治体(金沢市・白山市)と上下分離なども検討されているようだが、バス運転手不足などもあり問題直面とか。 これまで鉄道の赤字をバス部門から補ってきたが、今回のコロナの影響でそれも出来なくなってきたためである。 除雪車になっているED20。 解決方法として、石川線を西金沢からJR乗り入れとした場合も検討されるが、軌間は1067mmでJRと一緒ではあるが、電圧は直流600VとJRの交流2万ボルトの違いがある。 1、鉄道として残す 2、一般道を走るバスに転換 3、線路を撤去してBRT(バス高速輸送システム)への転換。 いずれにしても不便さが生じることで、自治体ではコミュニティバスの運行やタクシー補助券などが発生することがあるため鉄道が廃止されると負担増となることも予想される。 浅野川線は、北鉄金沢駅から内灘(うちなだ)間の12駅6,8kmで、8000系(元京王3000系)を10両保有している。 こちらの電圧は京王の車両導入時に直流の1500Vとなっている。 最近では東京地下鉄から03系を導入し一部が入れ変わっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/07/12 05:47:07 AM
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