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カテゴリ:伊豆各地
●八幡野秋祭り(神事) 秋祭りの先陣を切って伊豆高原にある「八幡宮来宮神社の例大祭」が始まった。 伊豆高原駅から徒歩20分ほどのところに静かな森があり、普段はほとんど訪れる人がいない厳かな雰囲気のするパワースポットの神社がある。 今回は二日間にわたり、祭りの全てをレポートしたので、これをご覧になれば見に行ったも同然になることでしょう。 冠木門(かぶきもん)をくぐると、八幡宮来宮神社の社務所と境内がある。 八幡宮は八幡野の地名の起源でもあり、八幡宮と来宮神社の合祀したものである。 祭神は二つあり「伊波久良和気命(いわくらわけのみこと)」は本来は港ちかくの「堂ノ穴」と呼ばれる岩窟の祠に祭られていた。 もうひとつの「誉田別命(ほむたわけのみこと)」が祭られている。 本殿は寛政7年(1795年)の建立で、他に類の無い二つの神様がある二間社流造(ながれづくり)となっている。 森の中には伊豆半島が北限とされ天然記念物なっているシダの一種「リュウビンタイ」や千年スギがある。 最近の常夜灯の明かりは「ろうそく」ではなく「LED」になっている。 祭りは毎年9月の連休に行われるのだが、コロナ感染のため中止が続き4年ぶりの開催となった。 町内の沿道には祭りの提灯が付けられ、神社の入口には大きな旗が立てられて準備は出来ている。 神社の境内には、裃(かみしも)をまとった氏子総代など役員の人と白装束の神輿の担ぎ手の若衆が集まって今日の手順を聞いているようだ。 久しぶりなのとメンバーが入れ替わっているためだ。 暫くすると、全員で階段を登り神社の中に安置されてあった2基の神輿を外に出した。 小柄な神輿で金ピカで新しそうと思ったが、1基には安永7年(1778年)に修理されたものと裏に墨書きがあるそうだ。 2基あるのは元々二つの神様だったからである。 社殿内で厳粛な神事が始まる。 境内には地元の子供たちも集まってきた。 真鶴からわざわざ見にきたと言うカップルは彼女がブルガリア人だと言う。 大変興味があるようで二人で熱心に写真を撮っている。 神主による祝詞と玉串奉奠が行われると、次に突然、社殿内の全員が「ウオー、ウオー」と唸り出した。
この中身は神主以外は誰も見たことはない。 近くにいた我々数人だけが、見てはいけないようなシーンを体験でき得した気分だった。 神輿が通る場面は良く見るが、このような神事はここまで来ないと見られない事だった。 しかし、今日も30℃以上の蒸し暑い日だ。 続く、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/19 10:11:53 AM
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