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線路脇のカメラマンのブログ

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オジン0523@ Re:生田緑地のD51(09/26) 奇麗に保存されていますね。 このようなも…
線路脇のカメラマン@ Re[1]:富山の路面電車(2)(10/09) 風旅記さんへ こんにちは、伊豆と北陸は反…
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2023/09/19
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カテゴリ:伊豆各地


●八幡野秋祭り(神事


秋祭りの先陣を切って伊豆高原にある「八幡宮来宮神社の例大祭」が始まった。



以前は酒屋でした、懐かしい看板ですね。



伊豆高原駅から徒歩20分ほどのところに静かな森があり、普段はほとんど訪れる人がいない厳かな雰囲気のするパワースポットの神社がある。







今回は二日間にわたり、祭りの全てをレポートしたので、これをご覧になれば見に行ったも同然になることでしょう。





冠木門(かぶきもん)をくぐると、八幡宮来宮神社の社務所と境内がある。
神社の創建は伝神護景雲3年(769年)と古い。



普段社務所は無人だが今日は早くから準備のために開いていた。





八幡宮は八幡野の地名の起源でもあり、八幡宮と来宮神社の合祀したものである。





祭神は二つあり「伊波久良和気命(いわくらわけのみこと)」は本来は港ちかくの「堂ノ穴」と呼ばれる岩窟の祠に祭られていた。








もうひとつの「誉田別命(ほむたわけのみこと)」が祭られている。









本殿は寛政7年(1795年)の建立で、他に類の無い二つの神様がある二間社流造(ながれづくり)となっている。


森の中には伊豆半島が北限とされ天然記念物なっているシダの一種「リュウビンタイ」や千年スギがある。






昭和9年に天然記念物に指定された。




御神木





最近の常夜灯の明かりは「ろうそく」ではなく「LED」になっている。







祭りは毎年9月の連休に行われるのだが、コロナ感染のため中止が続き4年ぶりの開催となった。



狛犬も程よく苔むしている



今日は、本殿から神輿が港の御仮屋に下る「おくだり
(御巡幸)」の日だ。





町内の沿道には祭りの提灯が付けられ、神社の入口には大きな旗が立てられて準備は出来ている。





神社の境内には、裃(かみしも)をまとった氏子総代など役員の人と白装束の神輿の担ぎ手の若衆が集まって今日の手順を聞いているようだ。



久しぶりなのとメンバーが入れ替わっているためだ。





このような大勢の寄付で神社は存続している。







担ぎ手に友人発見。この時点では後に過酷な暑さに直面するとはだれも思ってもいないだろう。





暫くすると、全員で階段を登り神社の中に安置されてあった2基の神輿を外に出した。


















小柄な神輿で金ピカで新しそうと思ったが、1基には安永7年(1778年)に修理されたものと裏に墨書きがあるそうだ。





もう1基は、天保11年(1840年)と銘があり形は同一である。






2基あるのは元々二つの神様だったからである。







社殿内で厳粛な神事が始まる。







境内には地元の子供たちも集まってきた。


真鶴からわざわざ見にきたと言うカップルは彼女がブルガリア人だと言う。


大変興味があるようで二人で熱心に写真を撮っている。

神主による祝詞と玉串奉奠が行われると、次に突然、社殿内の全員が「ウオー、ウオー」と唸り出した。







何事が起こるのかと注視していると、神主が神棚から何かを懐に入れて皆に見えないように隠しながら外にある神輿の小さな扉を開けて入れ込んだ。








2基あるので二度行われたが、「御霊」を神輿に移す儀式だったようだ。


この中身は神主以外は誰も見たことはない。


近くにいた我々数人だけが、見てはいけないようなシーンを体験でき得した気分だった。


神輿が通る場面は良く見るが、このような神事はここまで来ないと見られない事だった。


しかし、今日も30℃以上の蒸し暑い日だ。
狭い社殿内にはエアコンもなく、神事に参加した方々はすでに汗だくのようだ。


続く、、






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Last updated  2023/09/19 10:11:53 AM
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