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カテゴリ:伊豆各地
●八幡野秋祭り(おくだり行列) 各地で秋を告げる祭りが始まった。 八幡宮来宮神社の祭典で、山の神社から港まで下る行事が行われた。 神社で神事が終了し、静かに階段下の境内の広場まで神輿(みこし)を移動すると、社務所内では「祭りが始まりますので 里に下りてください」と神歌が歌われ「神降ろしの義」が始まり行列の開始時間を待つ。 太鼓を打ちながら神様の降臨を待っている。 頭に傘を被り準備はできた。 唯一の女性巫女も登場。神主と巫女は口元を隠している。 奥の方には、もう一つの八幡宮のお宮が見える。 神輿が下る前に、各町内の屋台鉾が「シャギリ保存会」のこども達とともに引き回されて、最後は行列に加わるのだ。 こどもが少なくなったので引手が何人来るか心配だそうだ。 上でしゃぎり太鼓が叩かれている。 15時ちょうどに、ふれ太鼓の合図と共に八幡野港の「お仮所」まで45分かけて行列が進み始めた。 全員が唇に榊(さかき)の葉と和紙を挟み無言の行列だが、先頭の露払い役は「下にいろうー、下にー下に」と江戸時代の大名行列のごとく大声で叫ぶのだ。 相手は神様なので上から見下ろすことや追い抜くことはご法度なので頭を低くしろということだ。あの時代なら打ち首だったろう。 消防団や老人会、議員の代表も参列。 神輿と言えば「ワッショイ、ワッショイ」と大声で練り歩くのだが、ここでは1基に8名の担ぎ手が入り静かに歩むのだった。 このふれ太鼓が聞こえ始めると、自宅の玄関先に出て行列を迎えるのだ。 「下にー」の声と共に道にすわりこみ神輿に向かって手を合わす。 まさに神様を迎える仕草だ。 この時間だけは、付近の路地などが通行止めとなるが、国道の信号だけは待つようだ。 沿道での注目を集めながら休みなく急な坂道を下りお仮所に到着した。 到着した場所では「万度」という行事が行われるのだが、この内容は明日のお楽しみに。 続く、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/20 09:21:03 AM
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