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線路脇のカメラマンのブログ

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オジン0523@ Re:生田緑地のD51(09/26) 奇麗に保存されていますね。 このようなも…
線路脇のカメラマン@ Re[1]:富山の路面電車(2)(10/09) 風旅記さんへ こんにちは、伊豆と北陸は反…
風旅記@ Re:富山の路面電車(2)(10/09) こんにちは。 富山の路面電車、乗っていて…
線路脇のカメラマン@ Re[1]:E261系サフィール踊り子車内(04/22) 株式会社JCPLAN 坂本さんへ 返事が遅くな…
aki@ Re:ライドシェア(01/18) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2023/10/01
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カテゴリ:保存車巡り


●小田急ロマンスカーミュージアム(SE車)


海老名駅のすぐ横の「小田急ロマンスカーミュージアム」に来ている。


次のフロアに並んでいるのは現代版の小田急ロマンスカー達だ。これはいい感じだ。




ここからも、ちょっとマニアックな内容となります。





特筆するのはこの3000系SE車で、日本の鉄道高速化に大きな貢献をした車両である。








このSE車は狭軌スピード世界記録を樹立した凄い車両なのだ。





1957年(昭和32年)に日本車輛と川崎車輛で8両編成4本の32両が製造された。








これが特急用ロマンスカーの始まりで、将来の新幹線開発のため当時の国鉄研究所で航空技術を鉄道に応用し超高速車両の研究が行われていたのを小田急が着目した。
スペインの連接車「タルゴ」を参考にして先頭形状を流線型に車体を軽量化し新宿ー小田原を
60分で走る車両を先発登場したのだ。








車体構造は連接車で、通常は1両に前後2組の台車があるのだが、連接車は1台の台車で2両の両端を支える仕組みとなっている。

この連結面に下に台車だ付いているので容易に切り離すことはできない。




1車両の長さも、通常は1両20mほどあるがこの車両は15.9mと短くなっている。





その後、国鉄が車両を借り受け東海道線で高速試運転をし、当時の狭軌(線路幅1067㎜)鉄道では世界最高速度143㎞/hを記録した。





また、鉄道友の会がこの年から創設した「ブルーリボン賞」の第1回受賞車となった。その後も歴代のロマンスカーが受賞している。









運用は、箱根特急としての他に1968年に電化された「御殿場線」に5両に短縮して直通乗り入れとなった。





最後の時期には何度か御殿場線に撮影に行ったものだ。

小田急線内を走るSE。


御殿場駅のSE.




次期ロマンスカーが登場したので、1編成を大井川鐡道に引き取られると一部の編成を除いて廃車解体された。















ここにある3両は解体を免れ現在に至っている。









今年の8月には、日本機械学会による「機械遺産」に認定された大変貴重な車両である。







続く・・・






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Last updated  2023/10/01 08:02:33 AM
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