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カテゴリ:史跡めぐり
●ショートトリップ(駿府城) 今日のショートトリップは車で静岡市方面に行ってきた。 静岡市内にある駿府城は家康が最後を迎えた場所だ。 昔の武家屋敷や公職のあった場所らしく、今でも周囲には官公庁と静岡県庁がある。 今回、駿府城に寄ったのは、最近の発掘調査により天守閣の石垣が発見され一般公開しているからだ。 公園内は入場無料だが、紅葉山庭園、東御門・巽櫓と坤櫓の三か所が見学できる共通券が360円なのでこれで入場することにする。 最初の、紅葉山庭園は里や海、山のイメージで作られた日本庭園で、お茶と和菓子が付いた茶室(600円)が儲けられている。 下田にもある「銀座のやなぎ二世」 築城に使われた石、手前が伊豆石です。 駿府城(すんぷじょう)は、1476年の今川氏が築き武田信玄の侵攻で焼失したりした。 1607年、家康は将軍職を秀忠に譲ると駿府城に隠居となり拡張工場を開始したが、出火により天守や本丸の全てが焼失、そのごも再建されたが1635年には城下の火災が城に延焼し大半が失われ最後には城主も居ないため再建されることはなかった。 宝栄地震や安政の大地震で建物も石垣も全壊した。 駿府城は三重の外堀、内堀が作られ、1610年に55m×48mと日本一広い石垣の上に7階の天守が作られた。 1869年に廃城になり石垣だけ残っていたが、「陸軍歩兵第34連隊」が駐屯することになり、天守台を崩しその土で内堀は埋められた。 ここでも、江戸城改築の時と同じような「伊豆石」が使われたようで、西伊豆の井田には石丁場の記録がある。 現在は、お堀の中の本丸と二の丸の城跡が駿府城公園として市民が集う場所になっている。 東京の皇居もそうだが、城跡でランニングや散歩をしたりイベントが開催されたりと羨ましい。 城の雰囲気造りとして、市制100周年で再現した二の丸南門の「巽櫓(たつみやぐら)」と「坤櫓(ひつじやぐら)」、東御門の「櫓門」、が復元され資料館となっている。 肝心の石垣だが、2016年から始まった発掘調査の途中経過なのか、大きな囲いができ内部を見学することができる。 慶長期(江戸時代)の天守台の下に、今川期や天正期の天守台の遺構や遺物が発見された。 出土品として金箔がついた瓦などが出たようだ。 この家康像は西伊豆の彫刻家「堤達夫さん」の作品だ。 こちらの「戦争犠牲者追悼の像」は堤達夫さんの子どもである堤直美さんの作品で、静岡駅前の家康像も作っている。 鎌倉時代に中国から渡ってきたミカン。 続く・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/10/21 08:50:15 AM
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