線路脇のカメラマンのブログ

●弘南鉄道運転開始

青森県のローカル私鉄である弘南鉄道では廃線の危機にあっている。

弘南鉄道は中央弘前駅と奥羽本線大鰐駅を結ぶ大鰐線（13.9㎞）と、同じく奥羽本線弘前駅から黒石駅までの弘南線（16.8㎞）の2路線がある。

使用されている車両は元東急電鉄の7000系が稼働している。

レールが摩耗しているとの不具合が発見され9月25日より全線運休となっている。

これは、8月6日に大鰐線で脱線事故が発生したことから始まった。

原因はレールがすり減っていたことによる脱線だったことで、国の調査が入った。

支障部分のレール交換をして23日から運転再開した。

しかし、9月25日に再びレールの不具合が発見され弘南線、大鰐線の全線で運休となった。

長期の運休により、一時はこのまま廃線になるのではと心配の声も多くなってきた。

10月26日からは、弘南線沿線の大イベントである「田んぼアート」に合わせるため工事を早め一部間で運転再開となった。

原因は、レール摩耗の測定方法にミスがあったとのことで、レールを取り替える作業に入った。

たんぼアート駅。

弘南線は全線の改修工事も終了し今週から運転開始となる。

大鰐線については11月中旬に区間運転再開、全線運転再開は12月上旬を予定している。

なお、大鰐線の7033号車は昭和37年の夏期間の伊豆急線へ応援車両として運転されていた。



今頃はリンゴがたわわに実っている時期なのだろう。