線路脇のカメラマンのブログ

●下田市役所移転

下田市の市役所は、老朽化と津波対策のため移転が予定されていたが、候補地が決まらず10年が経過した。

現在の市庁舎は、伊豆急行線が開業する４年前の1957年3月に建てられたので、67年経過した建物となっている。





右側は1978年に増築した西館。




駐車場も狭く不評だった。

当時は、西側にそびえたつ下田富士と稲生沢川に挟まれた田畑だけの場所に下田町役場として建てられた。

桜の名所となった稲生沢川。


1958年頃の風景、中央が町役場。

1961年にはその直ぐ横に伊豆急下田駅が建設され、線路を挟んで手前の西本郷地区と東本郷地区が住宅街となった。

建設中の伊豆急下田駅。


開業前日の伊豆急下田駅、左の建物が現市役所。


伊豆急建設前は田畑だった。

立地場所も下田港に近く、海抜も数メートルなので河川の氾濫や地震による津波などが懸念される。

寝姿山から見た現在の様子

今回一部が移転先となるのは、隣の蓮台寺温泉にあり統合により廃校となった稲生沢中学校の校舎をリニューアルした建物となっている。
右奥が蓮台寺方面。

新たに新築される建物もあるが、旧校舎は4階建てで今月末には一部を残して移転する。