城山かたくりの里
今回は、わが特派員2号の取材レポートです。神奈川県相模原市にある「城山かたくりの里」は個人の山林を花の季節だけ公開しているもので、面積にして4,000平方メートルに日本かたくり30万株、黄花かたくり3千株を有する首都圏随一のかたくり自生地です。かたくりは、花後地面に落ちた種子が栄養分を含むエライオソームを蟻に提供することによって、蟻の巣穴に運ばれ発芽します。発芽から開花までは、8~10年もの歳月を要するのだそうです。 色素の抜けた白花かたくりも時折見られます。黄花かたくりの見ごろは4月10日頃とのことでまだ咲いていませんでした。園内はこのほか福寿草、みつまた、雪割草、セツブン草、椿、蝋梅、まんさく、きぶしなど100種類もの山野草があり、色々な花を観ることができるので、開園期間中は何度も足を運んで変化を楽しむ方も多いようです。 撮影 特派員2号@安理緋