福島県・三春滝桜
久しぶりに、わが特派員からの情報です。今回は、福島県田村郡三春町の「三春滝桜」です。「三春滝桜」は、エドヒガン系の紅枝垂桜(ベニシダレザクラ)で、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」、山梨県「山高神代桜」とともに国の天然記念物の指定(大正11年)を受けた名木です。樹齢は1,000年以上といわれ、樹高は13.5m、根回りは11.3m、枝張りは幹から北へ5.5m、東へ11.0m、南へ14.5m、西へ14.0mの巨木で、近くから見た姿は圧巻です。菜の花とのコントラストが美しいです。見学の人との対比で、大きさがわかりますね。しだれている様子が良くわかる方角からです。やや上から覗くような感じです。ライトアップ開始時、ピンク色が引き立って綺麗ですね。背景にあるのは、ソメイヨシノです。暗くなって、ライトアップに浮かび上がる滝桜。悠久の時を越えて咲き誇る美しさは、福島県民の誇りでもあり、開花から散り始めまでの10日ほどで、例年30万人もの人々が訪れるそうです。