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テーマ:イタリアの美味しい話(706)
カテゴリ:イタリア料理
ラザニア。
イタリアのマンマの味。 オーブンから焼きあがる、チーズの香りは、みんなを食卓へ引き寄せ、 テーブルにのせられたラザニアの表面のこげは、香ばしい食欲を喚起する。 そして、何層にもなったボリューム感のあるラザニアに、釘付けになるのだ。 ラザニア(lasagna)とは、長方形の薄くて平べったいパスタであり、 エッグ・パスタを板状に延ばしたものだ。 また以下の料理をさして、ラザニアと呼ぶ。 ホワイトソース、ミートソース、ラザニアを何層も積み重ね 最後に最上部にホワイトソースをのせ、チーズをふりかけ、 さらに仕上げにバターをたっぷりぬって、オーブンで焼き上げた料理。 この料理を一般にラザニアと呼ぶ。 まずはそんなラザニアを断面図で見てみる。 簡単に書くとこんな感じ。 バター パルメザンチーズ(最上部) ホワイトソース(最上部) パルメザンチーズ ラザニア ホワイトソース ミートソース パルメザンチーズ ラザニア ホワイトソース ミートソース ---ラザニア皿-(深さ3cm程度)------ まさに、ミルフィーユ状態。 何層にも重なった素材の繰り返しが、味のハーモニーを生む。 ちなみにチーズは、リコッタチーズ、モッツラレラチーズも使われる。 ラザニアの語源は、古代ローマで使われていた鍋のラサヌム(lasanum)である と言われている。料理に使われていた鍋の名前でよばれることになったのだ。 歴史的には、13世紀にラザニアの原型となるオーブンを使ったパスタ料理が 存在したらしい。 さて、このラザニアにも数種類ある。 上記で紹介したものは、 「エミリア風ラザニア」とよばれるものだ。 その他に、ナポリの伝統料理である「ナポリ風ラザニア」もある。 これは、ソーセージやミートボールなどさまざまな具が入り、 中にゆで卵が入るのが特徴的だ。 ホワイトソースは使わずに、トマトソース(ミートソース)とパルメザンチーズと具材を重ねていく。 ナポリ風はナポリ風で、具材が豊富でリッチな味がして美味しい。 ちなみに、ラザニアをゆでるときの注意点を一つ。 ・茹でた後、氷水につけ生地を引き締め、その後水気をふき取っておくこと が重要である。 これは後でオーブンで再加熱するためだ。 ラザニア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 29, 2005 08:29:37 AM
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