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カテゴリ:イタリア料理
バジリコ。
地中海の沿岸で栽培される香草。 昔から、王様の香草と言われ、 王様だけが金の鎌で取ることが許されたという、 キング・オブ・コウソウなのだ。 今日はそんなバジリコの話をしよう。 バジリコ(Basilico)は、シソ科の一年草 英名では、バジルといい、 日本名では、目箒(メボウキ)と呼ばれる。 バジリコソースのかかったスパゲティーは、 なんともいい香りで、それでいて少し苦味があって、 大人の味がする。 ちまみに、イタリアなどでバジリコのスパゲティーを 注文すると、普通にバジリコの葉が混ざったスパゲティーが 出される。 そんなときは、「ペスト ジェノヴェーゼ」と言おう。 「ジェノヴェーゼ」がついた料理を頼めば、 あのペーストされたバジリコソースを使った料理が出てくる。 さて、バジルの語源は、いくつか諸説がある。 王様の香草だったことから、ギリシャ語の「バジリウス王(Basileus)」から取ったという説や、 伝説の竜「バジリスク(Basilisk)」から取ったという説もある。 バジリコは、キリスト復活の日にお墓の近くで発見されたと言われ、 今でもギリシア正教では、教会にバジリコが飾られる。 またヒンズー教では神聖な植物とされ、埋葬するときに死者の胸に置かれるそうだ。 中東では、結婚披露宴の会場に飾られる。 バジルはアロマテラピーにも使われる。 少しスパイシーで甘い香りがする。 精神疲労やリラックスに効果があるとともに、 風邪の予防や、呼吸器系の症状にも効果があるらしい。 気分を集中させたいときに、お勧めのようだ。 但し、アロマテラピーについては専門家に譲る・・・ ちなみに、昔は薬草として、バジルは使われ、 咳止め薬として利用されていた。 インドなどでは、不老不死の霊薬とされていた。 さらにバジルにはこんな意味もある。 イタリアでは、バジルを身につけて異性の前に立つと、 「あなたを愛しています」という意志を表す風習があり、 ルーマニアでは、女性が男性にバジルの枝を渡すと、 「あなたの花嫁にしてください」という意志を表し、男性が受け取ると成功だそうだ。 そんな愛を表すバジル。 大好きな人へ、バジリコの入った料理を出してみるのもいいかもしれない・・・ 人気blogランキングへ ラ・ファヴォリータペストジェノベーゼ バジル 50ml お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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