ポルトガルが生んだ2つの翼、ロナウドとクアレジュマ。
ブラジル戦で初めて、この2人が揃ってスタメンで競演した。
クリスティアーノ・ロナウド
「初めてキャプテンを務めることになって、モチベーションが高まった。」
「しかし、責任は(今までと)変わらない。」
「初めて代表に選ばれて以来、常にチームの力になろうとしてきた。」
「ブラジル戦の勝利は特別だが、それだけだ。」
リカルド・クアレジュマ
「チームのために全力を尽くした。」
「自分に自信を与えてくれた監督とチームメイトに感謝している。」
「今後も次のチャンスを得るために一生懸命努力する。」
「初スタメンの試合でブラジルに勝つことができたのは最高だ。」
「チームの誰もが相手の強さをよく知っているから。」
サイドを主戦場とする2人は揃ってスポルティングの出身。
10代のころから世界に注目され、ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドへ、
クアレジュマはバルセロナへ活躍の場を移した。
スポルティングのレギュラーだったクアレジュマ、そうでなかったロナウド。
しかし、海外で成功を収めたのはロナウドの方であった。
・・・クアレジュマはバルセロナでインパクトを残せず、母国のポルトに拾われた。
ロナウドはボールの持ち過ぎを指摘されるが、クアレジュマはそれ以上。
自陣の低い位置でも得意のドリブルを繰り出し、時に致命的なミスを犯した。
・・・海外で成功できなかったひとつの原因でもあった。
しかし、ポルトで大きく成長し、ポルトガル代表の一翼を担うまでになった。
スポルティング時代から、そのトリッキーなプレーの虜になった自分にとっては
嬉しい限り。
シモンの壁は厚いが、これを破って新しいポルトガルの中心となって欲しい。