イタリア 3-1 ポルトガル
イタリアの得点:トーニ(46分+)、ピルロ(50分)、クアリアレッラ(78分)
ポルトガルの得点:クアレジュマ(77分)
ポルトガル
1 リカルド
31 ボジングワ (69分-35 ジョルジュ・リベイロ)
16 リカルド・カルヴァーリョ
30 ブルーノ・アウヴェス
3 マルコ・カネイラ (46分-2 パウロ・フェレイラ)
8 プティ (46分-5 フェルナンド・メイラ)
18 マニーシェ (62分-25 ラウール・メイレレス)
20 デコ (46分-32 ナニ)
17 クリスティアーノ・ロナウド
38 マククラ (57分-26 ウーゴ・アウメイダ)
27 リカルド・クアレジュマ
残念ながら今夜も負けてしまった。
相性の問題はそう簡単に解決できるものではないのか。
序盤は、ポルトガルがボールを支配。
ただ、試合巧者のイタリアに持たされているという感じで、いいボールが
前線に渡らなかった。
前半のハイライトはロスタイムに入る直前。
カウンターで(相手DF1人を残し)ロナウドとクアレジュマが抜け出す。
ボールを持ったクアレジュマは自分でシュートにいっても良かったが、
ロナウドへのパスを選択し、ミスしてしまった。
絶好のチャンスが・・・、という思いがポルトガル・イレブンに過ぎる中、
逆にカウンターを喰らい、左サイドのクロスからトーニに先制を許した。
リカルドのポジショニング、キャッチングのミスではあるが、チャンスを逃し、
集中力を切らしていたことが失点の原因だろう。
後半、開始直後に追加点を許す。
味方のディフェンスに当たってゴールに入ったので、リカルドを責めることは
できないかもしれない。
2点差のビハインドを追わなければならない苦しい展開となったが、唯一、
輝きを見せていたのがクアレジュマ。
代表ではいつも不発の個人技が今夜は冴えを見せ、イタリア・ディフェンスを
なんとか抉じ開けようとしていた。
77分、待望のゴールが生まれる。
ナニのグラウンダーのクロスに反対サイドでフリーだったクアレジュマが
シュートを打ち込み、ゴールを決めた。
しかし、それからがいけない。
得点した直後に再び失点してしまったのだ。
試合を振り返って・・・。
盛り上がった後に集中力を切らせてしまうのは意識の問題なので、
すぐにでも改善しなければならないだろう。
それと、わかっていたけれど、左右に揺さぶられた時やカウンターを
喰らった時に守備がガタガタになる。
今まで問題とされてこなかったことが、ユーロで戦う強豪を相手にした時には
致命傷になる可能性があることも頭に入れておかなければならない。
ただ、そう悲観的にならなくていい。
相手がワールドチャンピオンだったことや今夜は親善試合で球際の激しい
プレーをお互い避けていたことを考えると、結果が全てではない。
・・・スコラーリは試合前に勝つと言っていたが。
31年の呪縛はユーロの決勝で解き放つことにしよう。
・・・最後に、ユニフォームは今までと同じでした。
誤報、お詫びします。