SELECCAO-PORTUGUESA

　

ポルトガル　２－３　デンマーク

ポルトガルの得点：ナニ（４２分）、デコ（８６分PK）
デンマークの得点：ベントナー（８４分）、ポウルセン（８９分）、イエンセン（９０分）

ポルトガル
　１　キム
　２　ボジングワ
　３　ペペ
　４　リカルド・カルヴァーリョ
　５　パウロ・フェレイラ
　６　ラウール・メイレレス
　８　マニーシェ
１０　デコ
　７　ナニ　（８８分－１５　ジョアン・モウティーニョ）
　９　ウーゴ・アウメイダ　（７２分－１７　ヌーノ・ゴメス）
１１　シモン　（７２分－１６　ダニー）


試合前の予想では、マルタ戦からスタメンを変更する理由は見当たらないと
言ってしまったが、カルロス・ケイロスはアントゥネスとカルロス・マルティンスに
変えてパウロ・フェレイラとマニーシェを入れてきた。

先の２戦に比べ、明らかに力が上の相手に対し、代表の中での経験を重視
したのだろう。


試合は、前半からボールを支配するが、なかなかゴールを割れなかった。

しかし、前半終了間際にオフサイド気味に相手の最終ラインを掻い潜った
ウーゴ・アウメイダがナニにラストパスを送り、先制点をもぎ取った。

後半に入り、膠着状態を打開できないでいたポルトガルは、シモンと
ウーゴ・アウメイダに代えて、ダニーとヌーノ・ゴメスを投入した。

ダニーがいきなり１対１のチャンスを得たが、ゴールの枠を外した。
続いて、ダニーのクロスからヌーノ・ゴメスが絶好の得点チャンスを迎えたが、
またしてもゴールの枠を捉えることができなかった。

すると、一瞬の隙を突かれてデンマークに同点弾を浴びてしまった。
ボジングワが振り切られてシュートコースを与えてしまった。

しかし、これはこの試合が悲劇に終わる序曲にしか過ぎなかった。

デンマークに同点にされた直後に、ヌーノ・ゴメスがペナルティーエリア内で
倒されてＰＫを得、デコが一度は逆転となるゴールを決めたが、終了間際に
コーナーキックからポウルセンにゴールを決められ、同点に追いつかれた。

放心状態から抜け出せないまま、ロスタイムにもまさかの失点。
今はたまたま放たれたシュートが壁に当たって入ってしまったという記憶が
残っている。


ホームで引き分けるどころか負けてしまった。
しかも、負けを予感させる相手ではなかったのに。

南アフリカ行きが俄然怪しくなってきた。
今後、引き分けで良しとされるアウェイの試合でも勝利しなければ
ならなくなった。

昨年９月のリスボン２連戦といい、終了間際の悪夢。
リスボンには魔物が棲んでいるのだろうか・・・。