ワールドカップ南アフリカ大会 決勝トーナメント1回戦
~6月29日 グリーン・ポイント・スタジアム:ケープ・タウン~
スペイン 1-0 ポルトガル
スペインの得点:ビジャ(63分)
ポルトガル
1 エドゥアルド
21 リカルド・コスタ(89分一発退場)
6 リカルド・カルヴァーリョ
2 ブルーノ・アウヴェス
23 ファビオ・コエントラオン
15 ペペ (72分-8 ペドロ・メンデス)
16 ラウール・メイレレス
19 ティアゴ
11 シモン (72分-9 リエヂソン)
18 ウーゴ・アウメイダ (58分-10 ダニー)
7 クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガルのワールドカップは終わった。
予選で苦境を乗り越え、プレーオフでやっとの思いで掴んだワールドカップの
夢が思いのほか、あっさりと消え去っていった。
決勝トーナメント、特にスペインのような相手には先制点が大事だった。
結局、数少ないチャンスを確実にものにするという方法でしか点を取る手段が
なかったケイロスの戦い方では、ビジャのゴールが決まった時点で勝負あった
といっても過言ではなかった。
ロナウドをよりゴールに近い場所でプレーさせたいという意図はわかったが、
なぜアタッカーで唯一、調子の良いウーゴ・アウメイダを下げたのか・・・、
守備要員で入ったはずのリカルド・コスタのサイドを相手に利用されているのに
なぜ対応策を取らなかったのか・・・など細かい部分を言ってはキリがないが、
最後まで采配に疑問を残したまま終わった。
ただ、トータルで考えるとやはり調子に乗せてしまったスペインの方が強かった。
ヨーロッパチャンピオンであるFIFAランキング2位のスペインと格下相手に勝利
を積み重ねただけのFIFAランキング3位のポルトガルでは、パス、キープ力、
決定力のどれをとっても力量に差があった。
この差を埋めるべく、次のユーロに向けて新生ポルトガルとして、ぜひ頑張って
もらいたい・・・としか今は言うことができない。