インド洋大津波の医療チームに加わった医師の話読んでいて
3分の1が外傷やねんざ骨折などの外科治療
そのうち46%が切り傷や擦り傷を悪化させた化膿創
その化膿創の大半が傷を縫った後の2次感染
つまりは劣悪な環境+不適切な縫合が原因で
患部が壊死して切断寸前の人もいたそうです。
1.傷を受けた直後は整理食塩水で洗って縫う
2.6~8時間以上立つと細菌が増殖して化膿が始まる
そうなってから縫うと菌を閉じ込めてしまうので
逆効果
災害医療の大原則は
「時間がたった傷を縫ってはいけない」ということでした。
では時間がかった傷の適切な治療法は?
1.大量の生理食塩水などで異物を荒い流す
(生理食塩水がない場合はは止血だけすることもある)
2.3~5日は傷口が開いたままにして
抗生物質で化膿を防ぐ
3.傷が汚れている間は洗浄を繰り返す
4.きれいになってから縫合します。
後で縫った方が短時間で処理できて
多数の負傷者が同時に来院しても対応できるそうです。
災害時には重症度を判断して
治療しないと死ぬ人を優先
傷口が開いていて痛んでも待っていてね
ということでした。 なるほど納得です
母が開放骨折をしたときに
手術後でもばい菌が繁殖していると
やりなおさないといけなかも
と言われましたが
やっと意味が分かった気がしました。
災害に備えて生理食塩水を買っておきましょう。
と思ったのでした。