経営者マインド
昨日の盛和塾の閉会の挨拶で聞いた話しが,結構良かった.ある塾生の会社は売上の7割を占める取引先を突然失ってしまった.倒産してもおかしくない状況だったが,その社長は生き残りのために必死に再建計画をまとめ,それを稲盛塾長にどうしても見てもらいたいと考えた.塾長例会の機会を捉え,やっと見て貰うことが出来たのだが,その時の塾長のコメントに感動したと言う.一言,「やらんかよ!!(やってみせろよ)」.そう,経営者にとってどういう境地に陥っても「やらない」という選択肢はないのである.いくら倒産しそうでもどんな窮地に陥っても「やらない」というオプションはない.業績の悪い会社にいても転職の自由はない.ひたすら「やっていく」しかないのである.それを塾長は一言「やらんかよ」と表現したのだろう.やって結果を出すのが経営者,そういう意味では一人一人の社員が背水の陣で「経営者マインド」,つまり「やらんかよ」の精神で仕事に当たって欲しいと思う.