エコタクシー
ちょっと街で見かけた小ネタ.運転していたら,屋根に扇風機のファンみたいなものをつけたタクシーを発見.走るとプロペラがくるくると回っておそらく発電しているらしい.でもなあ,常識的に考えて,余計なものをつけて走れば当然風の抵抗が発生して,発電効率を考えると風邪の抵抗が増す分以上に電気を生産しているようには思えない.エネルギー保存の法則だから,わざわざガソリン使って走って,余計な抵抗を生み出して発電するなんてナンセンス.そう言えば,会社にも一見効率的なことのように見えて,実は本末転倒なことが多いと思う.お金をかけながら訪問営業をしながら,実は営業経費に満たない売上しか上げられなかったり(だから訪問効率の向上と一件当たりの売り漏れをなくす工夫が必要だ),事務システムが複雑で,顧客に対するレスポンスが遅くなってしまったり(事務改善をしてなるべく顧客サポートのために時間を費やすことが必要だ),例を挙げてみればきりがないが,要するに「本末転倒」なことがないように気をつけないといけない.それにしてもあの「エコ」タクシー,一体誰が考え出したんだろう.