しっかり準備
よくテレビ番組でタレントが,マラソンやらなんやらに挑戦して,ヨロヨロになりながら最後は涙で完走,目標達成とかいうのがある.僕はこういうのはどうかなと思う.ろくに準備もしないでいきなりハードルの高い何かに挑戦して,とんでもない苦労やアクシデントに見舞われても,それは自業自得と言うもの,単なる準備不足というものだ.練習しないでマラソンを走って膝が痛くなっても,そしてたとえなんとか涙ながらにゴールしても,ドラマでもないし全然格好良くもない.ましてや休憩所でマッサージをしてもらってまたヨロヨロ走るってのは,もはやマラソンとも言えないようにも思う.先日も東京マラソンで心肺停止になったお笑いタレントがいたが,あんな体でマラソンに出ようと言うこと自体,相当無謀だし,テレビ局も無責任この上ない.24時間テレビで,60歳は過ぎている(70歳?)ヘビースモーカーの欽ちゃんにフルマラソンを走らせて(というかほとんど歩いて)老人虐待だとの批判もあったけれど,あれで欽ちゃんが心筋梗塞かなんかで死んでしまったら,いったい誰が責任を取ったのだろうと思う.やはり何事も,しっかり準備をして土俵の真ん中で相撲を取って,そして結果を残すべきだと思う.経営も同じ.日頃地道に努力しないで,土壇場になってから火事場の馬鹿力を出すのは経営とは言えない.「倒産の間際からの大逆転生き残り!!」みたいな,テレビのバラエティー番組の様には面白可笑しくではないかも知れないけれど,「地道に準備,当然結果が出る,ハプニングもなし」というのが本当だと思う.まあこんなに偉そうに言っても,僕自身今回は十分に練習を積めたとは言えない.なんとか目標の4時間30分を切ったけど,楽にフルを走るにはもう少し練習が必要だなあ.これは今年の課題,12月の那覇マラソンまでにはなんとかしたいです.