歯車になる
歯車になると言うと「組織に埋没して個性を失い、何も考えずに機械的に回り続ける存在」のような悪い印象があるけれど、社会において自分の選択と努力によって、「意味のある歯車」になることはむしろ望ましいことだ。歯車は小さな存在だけど、他の大小の歯車と相まって大きな活動を生み出す。自分だけでは出来ないことを他の存在と協力して実現するのみならず、他の歯車にとっても自分の歯車はなくてはならない存在である。そして小さな歯車であればある程、逆にそれを回すのには余程の力が必要だ。小さくて力の強い歯車はそれだけで大変価値が出てくる。社会において自分の思いだけ、自分の都合だけで動いても迷惑なだけで全然社会に貢献出来ない。それよりも自分の力や才能を見極め、最も自分が役に立つところに自分を組み込んで大きな社会運動に変えていくことが大事だと思う。当社の経営も同じ様な方針で考えている。自社が儲かるためにやりたいことをやるのではなく、社会に大きく貢献するためには自分しか出来ない、欠かさざる役割は何かを考える。それはあたかも「社会の小さくても意味のある歯車」になろうとしてるかの様である。こう考えると歯車って悪い言葉ではない、むしろ「あなたは社会においてどんな歯車ですか」という質問にしっかりと答えれるようにしていきたいと思います。