リーダーシップとチームワーク
組織の活性化にはリーダーシップとチームワークの両方が必要だ。リーダーシップは何も組織の長の独断専行ではなく、組織の誰もがが、チームが直面している課題に対して解決策を「提案」し、周りを「巻き込み」、「成果」を出すことを意味する。一人の長が提案する内容は限られているし、またあらゆる局面で(例えば忘年会の場所どうする?とか)「提案・成果」は求められているからだ。リーダーシップの「総量」が多い組織はあちらこちらで提案がなされて周りが巻き込まれて結果として成果も上がって活性化するし、逆に「総量」の少ない組織はいわゆる「指示待ち」になって部下のモチベーションも下がってくる。また組織にとってリーダーシップだけでは不十分で、ある人がリーダーシップを発揮してなされた提案に、巻き込まれた(自発的に協力した)人たちがどうチームとして協力して成果を上げていくがが重要だ。チームワークはそれぞれの人が自分の長所を出し合い(短所を補い合い)、チームとして成果を出していく仕組み(組織カルチャー)のことであるが、それを支える組織形態、情報共有の仕組みが必要になる。リーダーシップとチームワーク、これに組織のポジショニングと経営戦略が加わると、今の僕が考える、企業経営の重大4要素の出来上がりだ。いつでも理論が有効とは限らないが、自分なりに会社経営を十数年やって来て、こういうことなのかなということの集大成となっている。でもまだまだ改善の余地はある。特にポジショニングに付いては慎重にやって来たけれど、もう少し近接分野に出ていっても良いかもしれない。まあこんなことを毎日考えながら、会社経営をしています。この週末は、社員の皆で恒例の那覇マラソンです。