あけましておめでとうございます
昨年は何かを成し遂げる前に、あっという間に終わった感じがする。企業経営において一番のリスクは、環境の変化でも競合の台頭ではない。経営者の能力が落ち社員が慢心し、いつか「このままなんとかなるだろう」と知的にも行動的にも怠慢になることだ。それを防ぐには、やはり日頃の訓練しかない。訓練といっても実業の世界では「練習」はありえないから、常に本番の仕事の現場で手を抜かずベストを尽くし、知恵を絞りきって体力の限界と思えるところまで働くことでやっと能力は維持され、ラッキーであれば実力も上がっていくことになる。スポーツ選手と同じで、日々誰も見ていないところで手を抜かずハードワークを継続しているからこそ、一線で活躍し続けられるのだと思う。体力的にも、「若い者には負けない」という努力が必要だ。当社では半年にマラソンに参加していてマタハラならぬ「マラハラ」だとも言われているが、そのおかげでなんとか人間としての活力を保っていると思われる。やはり健康が一番、疲れやすいだの膝が痛いだの(肩が外れただの)言ってては仕事にはならない。クールにハードワークをこなし、疲れた頭で複雑な事案を考え抜ける知的体力も必要なのだ。新年早々、「今年も大変そう」思っている社員もいるだろうが、今年は昨年の反省を活かし、ぜひ飛躍の転換点としたいと思います。