オリンピック
最近はリオオリンピックばかり見ているが、真剣勝負を見ているといつも思うことがある。前回の五輪から4年間、いや競技を始めてからおそらく長年に渡って、本当に苦しい練習と努力を積んできた選手たちの「決着」が付くのがなんと一瞬であることか。柔道なんて一試合たったの5分間だ。武道だから発祥は命を懸けた戦いだっただろうから長いものにはならないということだろうが、それにしても、実力が拮抗している選手たちが技を掛け合ってもんどり打って倒れてたまたま下になった選手が負けてしまう、もしくはお互いに技を掛けずに審判の主観で指導が出されてそれが決勝点になってしまう。相撲でも15日間の勝敗、フェンシングは15ポイント、レスリングでは3分を2ピリオドらしい(フォール負けはあり)。柔道の5分一本勝負はいかにも短い感じがする。仕事であれば一瞬で勝負がつくことはない。失敗しても次で取り返せば良いし、一瞬のピークよりも10年20年に渡って高いレベルを維持することの方がビジネスマンとしては重要だ。ましてやオリンピックの様に才能がある人が血の滲む様な努力を長年行った上での勝負でもなくて、普通の人が多少努力して競いそれなりに生きていける訳だから、甘いと言えばとても甘い世界でもある。当社はオリンピック選手とまではいかないけれど、それでも普通の人が並々ならない努力を行って、いつも勝てるチームでいたい。なかなか難しいことかもしれないけれどその心構えで毎日真剣勝負を行っていきたいと思います。マラソンの話ではないですよ。