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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:病気
このところ、死にたいと言う気持ちが時々現れる
何のために生きているのか、生きていて意味があるのか、誰かのためになるのか そういった事が、私には何も無いような気がする 大事な息子とは、時々は会えるが、もう一生一緒に暮らすことは無い 彼は行きたかったインターナショナルスクールに、4月から通うことになっている 自分の道を自分で歩き始めている 母の姿を追うことは彼には無い たまに私に逢いに来たいと言うが、本当の目的はPCを自由に使いたいと言うことだろう 家ではパパがうるさくしかり、自由が無い 逃げ場はどこにも無いのだ 以前は私がかばうことで彼の逃げ道を作ってあげられたが、今は一緒にいないゆえに、何もしてあげられない 元夫にはDV癖がある 元自宅に帰ると、そこには壁を殴りつけた跡が生々しく残っている いや、行くたびに増えている気がする。 そんな環境に息子を置き去りにしていることに、私は非常に罪悪感を感じる 息子を引き取ることは出来ない 無論、養育権を放棄したと言うこともあるが、私には育ててあげられるだけの経済力も、体力も、精神力も無い そして何より、彼の行きたがっている学校に通わせてあげる事が出来なくなってしまう。 唯一の彼の希望であり、進む道を、私が絶つことはできない 元夫の所にいるからこそ、できることである。 私には親としての資格が無い そして何よりも、自分の未来がどうなるかさえ見えない 1年ほど前、オーバードラッグで自殺を図った 何もかもから開放されたかった それから数ヵ月後、父からDVを受けた その時に吐いた私のせりふは「殺して」だった 病院から退院して後、仕事を始めた 家にいる事が息苦しかったからだ けれど、私は仕事に対して夢中にはなれなかった 寧ろ、どんどん弱っていく身体に、自分自身、情けなさと惨めさを痛感させられた ハードワークは無理だと思い、事務の仕事に変えた 私は二度とすることは無いと思っていたIT系の仕事 しかし、これ以外に、私に出来る仕事はない 少しは身体が楽になるかと思ったが、結果はそうではなかった 前よりも更に悪くなった血液検査の結果に、愕然とした 医師の前では笑って見せたが、本音はほんとに治るのか?助かるのか?と聞きたかった この1年の病気の進行の速度は私にとっては早すぎるものだった 肉体に疲労がかかれば悪くなるとは承知していたが、1年でスコアが半分以下に落ちてしまっている 食事による治療はありえない 何度か努力してみたが、普通の貧血では無いので治ることは無かった 原因は染色体異常 そのため、骨髄で上手く血液が造られない 他の臓器から血液を造ることで、かろうじて今の状態を保っている この病気を治すためには骨髄移植しかないということを、私は知っている けれど、この骨髄移植も、期待できるものではない 成功率50% しかも、自分とあう、ドナーを見つけることはとても大変なことである 一番確実なドナーは3親等以内の血縁者 しかも18歳以上で60歳未満 一人っ子の私には、そういう相手は残念ながら見当たらない 私のこの病気は、実は遺伝である 父もそうである 症状が軽いため、父はMDSと診断されていないが、やはり白血球と血小板の数が、通常の人よりも少ない 遺伝と言うことは、息子にも現れることもありえると言うことである 時々不吉なことを息子が口にする事がある 走ったり階段を登ったりすると、足がとても疲れる、と 私がこの病気の進行の目安にしているのは階段を登ること たった1階を登るだけで足は重たく、息切れがする 別に走って登るわけではない 普通に歩いて登るだけで、である 血液中の酸素が足りなくなってしまうので、こういう症状が起こる 元夫は運動不足なんだよ、なんてよく言ったものだった 尤もそういう無神経さが、私の心を傷つけていったんだけれども 今回のスコアが悪く、投薬治療かもと話したときにも「大丈夫、良くなるよ」と軽くあしらわれた 私にとっては死へ一歩一歩確実に向っていると言う事実を理解してくれない 励ましてくれているつもりなのだろうけれど、私にはそうは受け取れない 死ぬことは怖くは無い ただ、何のために生きているのか分からなくなってしまったとき、私は生きることの無意味さを感じてしまう 人は何時か必ず死ぬ だとしたら、もう、生きていなくてもいいんじゃないかと思う to be continue お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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