本心と意識のずれの影響が大きい
本心(表面的な)と意識があまりずれていないときは、幸福否定理論が当てはまり、ずれが大きい場合は、当てはまらないのだと思われます。また、深いところの本心は到達ほぼ不可能なため、何とも言えないのだろうと思われます。つらい出来事があり、そのため葛藤が大きくなり、と同時にうれしい出来事が生じたときに、問題なり症状なりが発現するわけですが、その時、(意識のではなく本心の)うれしさが大きいと幸福否定理論が当てはまり、葛藤の方が大きいと当てはまらないのだと思われます。いずれにしろ、葛藤を弱める方向に心理療法を進めていかなければ、効果は表れにくいわけです。