ハートセラピーとの違い
ハートセラピーと従来の幸福否定理論に基づいた心理療法の違いは、後者が「進歩」という観点を重視しているところです。これはおそらく後者の心理療法家の笠原先生や渡辺先生が、自身が能力がかなり高く、進歩することに極めて大きな抵抗がない人であるからだと思われます。そのためクライアントの能力の低さや進歩することに対する抵抗が気になるわけです。ハートセラピーのもう一つの違いは、「変わっている」のを簡単には幸福否定と結び付けないという点です。それは、笠原先生は「まともな人」なため、クライアントの「変わっている」のが気になり、つい幸福否定と結び付けがちになるからでしょう。(先生は超能力の研究をしているので、一般人から見たら、かなり変わっていることになりますが)また、幸福否定一本槍では、当てはまらない例も多いと考える点です。一本槍では覚束ないということは他のどの心理療法の理論にも当てはまると思います。