あたたかな日差し、なのに突風
そう、これは春一番だ
コンタクトをしていると風で吹き飛ばされた砂埃が目に入ることほど嫌なことは無い
今日は何度もそんな悲劇に見舞われた
お別れ遠足で上野動物園に行った兄怪獣のお迎えに園に行ったときもそうだった
ぶわ~っと風が吹く
左目を反射的に強くつむる
が、もう遅かった
またもや砂埃が目を直撃
く~~~~、なぜ私ばっかり
メガネをしていても目にゴミが入る
これは何でだろう?
コンタクトをしていて更にサングラスをかける
それでも目にゴミが入るのは何でだろう?
私ばっかり
「きっと私ってまばたきの速度が遅いんだと思うの」と友達に言ってみた
「ゴミをブロック出来ないまばたき速度なんだ」と友達
「そうそう、が=はははは!」と母
「それってどんなまばたき速度なわけ?」と別のママ
「あははは、そっかぁ、じゃまばたきの速さはゴミの侵入とは無関係かぁ
でも目の大きさもそんなに関係がないと思うの 兄怪獣なんて全然目にゴミが入らないんだから」と母
「だって、兄怪獣くんはまつげがバシバシじゃ~ん!」と友達
「あっ・・・・!!!・・・・なるほど・・・・そりゃそうだ、家族で一番まつげが短くって薄いのはこの私だもん」と母
そうだ、そうなのだ
顔の三分の一を占めるばっちりおめめを保護する兄怪獣のまつげは2センチ超級で高密度
それは相方譲りだ
弟怪獣も密度は兄怪獣ほどじゃないにせよ、とても長い
春一番が吹いた今日、自分のまつげの存在感の無さを再確認し、
それによってしょっちゅう目にゴミがはいるのだという嬉しくも無い発見をしたのであった