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テーマ:エッチで恥ずかしい話好き!(0)
カテゴリ:SEX
タイヤが悲鳴をあげ いろは坂を駆け上がる 「千蔵もっと飛ばして・・・」 フロントガラスに一片の結晶が解けては消えた いつしかそこは銀世界 一方通行の峠の道路は 気がつくと銀世界を嫌う車とすれ違っていた この車でこれ以上の積雪は走れない 『引き返すよ』 そう彼女に告げて逆走を始めた
『久々のデートだったのにね』 「天候はしかたないよ」 彼女と食事をしながら悪天候について話していた お腹を満たし 日光に向けて再度アクセルを踏んだ 目当ては東武ワールドスクエア 今夜の宿は何処にしようか・・・ 目的地だけを決めただけで 宿泊先は決まっていなかった
夜も更け 宿を本格的に探した 久々に逢う彼女との一時を楽しむ為に 走る車窓からライトアップされた看板を見つけた 『今夜の宿はあそこで良い?』 「うん」 ウインカーを点滅させ敷地に乗り入れた
『うん?』 首を傾げたくなるような造形の建物に不安を覚える 道中ホテルらしいホテルを目にする事がなかったので 覚悟を決めたが 彼女を誘い車から降りフロントを目指す
「お客さん。宿泊ですか?」 『あ・・はい』 「ここで少しお待ちください」 そう言い残して初老の女性は何処かに消えた しばらく彼女と立ちすくんでいると・・・ 瓶ビールと乾き物を持って初老の女性が闇から現れた 「お客さん。これはサービスだから」 ニヤリと笑う初老の女性・・・ 『ありがとうございます』 「若いっていいね。頑張るんだよ」 初老の女性は言い終わると背を向けてそこから立ち去った 思わず彼女と顔を見合わせて噴きだした・・・ 『何を頑張るんだろうね?』 「知らない」 少し頬を膨らませ下を向いた彼女・・・ 今は幸せな結婚生活を送っているのだろうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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