「Ｃａｓｔ ｏｆｆ　～小さな君のその手を抱きしめるために～」

ベッドの中の孤独

ここから一歩でも抜け出したら僕は迷子になるだろう

貴女の寝顔に気付かれないようにそっと打ち明ける

温もりに抱かれた優しい心が溢れ出す




愛と夢は儚い

高く高く舞い上がり

より高く高く沈んでいく

小石を投げ込んだ湖の波紋に彩られて

堕ちて行く深紅に染まる黒い花びら

心に愛憎の光が差し込む




もういいよね？

耳元で囁いたのは天使？

それとも悪魔？

明日のない未来へ

寄り添いながら飛び出した２人の孤独