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「Cast off ~小さな君のその手を抱きしめるために~」

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2007.11.13
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カテゴリ:SEX

ベッドに並んで腰を掛け

彼女の肩に左手を乗せ顔を覗き込み

瞳を閉じるのを無言でそっと待つ・・・

『どうしたの?』

笑みを浮かべながら

言葉にならない空気だけで問いかける

彼女の視線が微妙に俯いた

 


彼女に乗せていた左手で

ポンッポンッと肩を優しく叩いた

『わかったよ』

「ごめんね」

『ううん、いいよ』

 


『でも、これだけは許してね』

彼女の背中に手を回して

そっと抱きしめた

『ソファーで寝るから』

「隣にいて・・・」

 


彼を思い出したらしい

千蔵のアパートは・・・

実は彼女の彼のアパートと近所だった

タクシーでの帰り道が

彼のアパートに通う時の道筋をトレースしてた

 


この夜だけでも彼を忘れていてくれたらね

きっと彼女とは身体の関係になっていたと思う

でも・・・

彼女の

「彼に・・・」

その一言でそこから先に進む事を

千蔵は躊躇ってしまった

 


でもね・・・

ここからが拷問の始まりですよ

「隣にいて・・・」

そう言われて

2人でベッドに横なりましたからね

彼なんか俺が忘れさせてやるぜ・・・

そんな気持ちだって頭を持ち上げますって(笑)

 


しかもね

スカートが皺になるからって脱いじゃうし・・・

おいおい・・・

本当は俺を誘ってない?

そんな疑問だって頭に浮かびますって(笑)

 


女性特有の甘い香りが漂います

何処まで耐えられるのかな?

この状況に・・・

真綿で首を絞めるような拷問ですよ

彼女に背を向けて自慰でもしてしまおうか?

流石にそこまでは考えませんでしたけど(笑)

 


でも・・・

お馬鹿な千蔵が炸裂です

そんな葛藤を繰り返しながらも

何時しか酔いからか睡魔に襲われ

清々しくない朝を迎えました(笑)

 


この後もね

ミカを交えて3人で遊ぶ事は何度もしましたけど・・・

彼女が彼と別れた後もね

何でなのかな?

ハッキリとした理由は千蔵にも分かりませんが

100cmオーバーに顔を埋める事はありませんでした

こんな落ちでどうもすみません(苦笑)






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Last updated  2007.11.13 05:44:37
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