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「Cast off ~小さな君のその手を抱きしめるために~」

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2007.11.19
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カテゴリ:SEX

『どうする?』

「時間は大丈夫だから・・・」

そんな会話から2人でグラスを傾ける事になった

まぁ・・・

恋愛観や性体験を中心とした会話ではありましたが

どちらかと言えば千蔵は聞き役に・・・

どんな男性が好みで

別れた旦那とはこんな事をしていたとか

現在セックスする相手は数名いるが

お腹の大きな年上ばかり

そんな話にしばらく頷いていた

繰り返し聞かされる性体験に

エッチは嫌いじゃないんだろうな?

漠然とそう思っていた

 


騒がしい居酒屋・・・

もちろん個室ではない

飲んでいても

一応は周りの目は気になります

エロ話ばかりでしたから(笑)

場所を変えて・・・

そんな提案をしてみると

彼女も雰囲気を変えたいという事で

店を後にする事になった

 


『さて、何処に行こうか?』

「先輩の行きたいところなら何処でも」

『本当に何処でもいいの?』

「はい」

この時点で・・・

もうお解りですよね(笑)

千蔵の考える事なんて(苦笑)

 


確かに・・・

千蔵の体型は彼女の好みではない

彼女の望む若い男じゃない

彼女よりもって意味でね

でもさ・・・

性的な嗜好の話を止めどもなく繰り返し

聞かされたらね

意識しなかったら嘘だよね

 


飲んでいない彼女のナビシートに座り

深夜の道しるべを月にだけ求める

星達は多くを語ることなく

2人の行く先を

それとなく照らす

宇宙の流れに比べたら

2人の時間なんて瞬きにも劣るだろうけど

ここで2人が重なりあっても

時間は許してくれるよね

 


酔った勢いかもしれない

長い時間を乗り越えて

口を突いて発した言葉だった

『そこのホテルの入り口を左折して』

 


彼女は左手で千蔵右手を握り

ハンドルを切った・・・

いや・・・

切るはずだった






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Last updated  2007.11.20 04:50:44
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